伝えたかったブランド・アイデンンティティは何か?
ブラザーのブランドを正しく理解してもらうためには、彼らが持っているブランドの「どういう要素を訴求するべきか?」という点を検討する必要がありました。
このフェーズでは、外部ブランドコンサルタントと連携し、ブラザー社員を対象に「ブラザーの何を伝えたいのか?」をテーマに議論するワークショップを重ね、ブラザーのウェブで訴求するべきブランドの重要な要素を議論しました。
その議論の中で形成されたコンセンサスは、ブラザーは、お客様一人一人の自由でスマートなワークスタイルを実現したいという結果になりました。
表現方法の検討する
これらの要素を表現できる人はどういう人なのでしょうか? 次に我々は、このコンテンツに、どういう人に出演してもらえば良いのか? を検討しました。それをイメージしたものが下記のスライドです。

「親の七光り」的な人は、自由と輝きに満たされているかもしれませんが、自律しているとは言えません。「やり手のサラリーマン」は、自律と輝きはもっているが、自由を手に入れているとは言い切れない部分があります。また、自由と自律はあっても、働いても働いても暮らしが楽にならなければ、その人の生活には輝きがないでしょう。
ブラザーが提供する世界観として、上記の3つを兼ね備えている人を選定する必要という結論となりました。次回は、このコンセプトをどうWebブランディングに落とし込んでいったのか、解説していきます。どうぞお楽しみに。