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ネットイヤー流Webブランディング成功の鉄則

ケーススタディ(1) ブラザー工業のWebブランディング(前編) - 第1回


伝えたかったブランド・アイデンンティティは何か?

 ブラザーのブランドを正しく理解してもらうためには、彼らが持っているブランドの「どういう要素を訴求するべきか?」という点を検討する必要がありました。

 このフェーズでは、外部ブランドコンサルタントと連携し、ブラザー社員を対象に「ブラザーの何を伝えたいのか?」をテーマに議論するワークショップを重ね、ブラザーのウェブで訴求するべきブランドの重要な要素を議論しました。

 その議論の中で形成されたコンセンサスは、ブラザーは、お客様一人一人の自由でスマートなワークスタイルを実現したいという結果になりました。

表現方法の検討する

 これらの要素を表現できる人はどういう人なのでしょうか? 次に我々は、このコンテンツに、どういう人に出演してもらえば良いのか? を検討しました。それをイメージしたものが下記のスライドです。

「スマートスタイル with Brother」出演者の要件

 「親の七光り」的な人は、自由と輝きに満たされているかもしれませんが、自律しているとは言えません。「やり手のサラリーマン」は、自律と輝きはもっているが、自由を手に入れているとは言い切れない部分があります。また、自由と自律はあっても、働いても働いても暮らしが楽にならなければ、その人の生活には輝きがないでしょう。

 ブラザーが提供する世界観として、上記の3つを兼ね備えている人を選定する必要という結論となりました。次回は、このコンセプトをどうWebブランディングに落とし込んでいったのか、解説していきます。どうぞお楽しみに。

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この記事の著者

高 京樹(コウキョウジュ)

Grey Interactive Japan の部門責任者を経て、2000年にネットイヤーグループ株式会社に入社。ユーザー エクスペリエンスデザインセンターを創設し、事業の中核組織として成長させる。90年代初めから日本アイ・ビー・エム大和研究所、マルチメディアクリエーションセンターで、CD-ROM、...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/03/07 19:43 https://markezine.jp/article/detail/732

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