「価格.com」が過去最高スコアで5位にランクイン
「Webブランド調査2009-Ⅲ」は今年4月に行われ、全国49,109人の男女から有効回答を得た。調査対象となった800サイトの頂点に立ったのは「Yahoo! JAPAN」で、「楽天市場」「Google」とともにベスト3を堅持。そんな中、過去最高スコアをマークした「価格.com」は「Yahoo!オークション」「Googleマップ」を抜いて5位にランクイン。4位の 「Amazon.co.jp」を追い上げている。
サイトをリニューアルした「ニトリ」の評価が急上昇
今回の調査のサイトブランド指数平均値は、前回調査とほぼ変わらずだったが、「ニトリ」「ミツカングループ」「るるぶトラベル」「S&B エスビー食品」の4サイトは、アクセス度が3ポイント以上上昇し、ユーザビリティや好感度はアクセス度を上回る伸びを示した。
このうち、家具・インテリアショップの「ニトリ」は、コンテンツ認知度、アクセス度が3回連続して上昇し、ユーザビリティと評価が大きく向上している。値下げを敢行し、22期の連続増収や2010年2月期の業績上方修正が報じられている同社は、調査前にサイトデザインのニューアルを実施。2月にコミュニティサイトを開設、3月にはオンライン・アウトレットショップを開始するなど積極的なウェブ展開を進めたことが効を奏したようだ。
自炊ブームでレシピ情報が人気
自炊ブームとあいまって、レシピを提供する企業サイトは女性からの支持があつく、なかでも「クックパッド」は既婚女性の半数に迫るユーザーがリピーターとなっている。また、男女の未既婚別に各サイトのリピートアクセス経験率を比較したところ、「S&B エスビー食品」は未婚男性・未婚女性ともにリピートアクセス経験率が前回調査より上昇。「ミツカングループ」も未婚者でのリピートアクセス経験率が上昇しており、「おひとりさま」の食卓をめぐる環境変化がウェブサイトにも表われていることがわかった。
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