ついでにインタビューもしてみたい
ボクは、手工ギターの製作風景や製作者へのインタビューの様子を簡単なビデオに撮ってサイトに掲載している。ついでに、そのギターを試奏しているところも併せてYouTubeにアップし、そこからサイトへの誘導も目論んだら、中には15,000回以上も閲覧されたものもあって、仕組んだ本人が驚いた。
これを実際にその商品を買った顧客やサービスの利用者に置き換えたら、実はもっとオモシロイ。クチコミほど最もモノを言うマーケティングはないわけで、知り合いでなくとも自分と同じ消費者の感覚としてどうなのかを聞いてみたいのは人情。ましてビデオとあらばよりリアルに伝えられる。
ただ、現地に赴いてインタビューするのも、そこはそれ、結構な時間とコストがかかるわけで。ビジュアルに見せる効果が絶大であることは重々承知だけれども、そうしょっちゅうできることではないのも事実。
と思ってたら、ウェブカメラでインタビューしたものを、そのままビデオファイルにしてしまうサービスがつい先頃始まった。こりゃイイ。
ログインして、インタビューのタイトルやインタビュワー名、インタビュイー(取材される人)名、簡単な説明なんかを入力するとURLが発行される。と同時に、ウェブカメラとマイクへのアクセス設定ウィンドウが開くから「許可」して、デバイスの選択と音量を設定すれば、あらま、もう繋がった。
で、インタビュイーにそのURLを知らせてアクセスしてもらうと、双方がウェブカメラでチャットしている画面になる。これで準備は整ったので、あとはレコードボタンをクリックしてにこやかにお話ししていただければ幸いかと。こんな感じ。

収録可能なのはどうやら10分までみたいだけど、十分じゃないでしょうかね。エンベッドコードも発行してくれるのでサイトに貼り付けられる。もちろん、TwitterでTweetできる。(必須ですね)
ま、インタビュイー側にもウェブカメラがないと話にならないけれども、わざわざ出かけていかなくても済むことを考えれば、かなり便利。ということで、これもスモールビジネスに向いてますね。
ところで、これらのツールでは、ある程度サイズも時間も限られているので、あまり作り込む事ができない。でも、むしろそこを逆手に取ってあえて生々しいコンテンツの方がイイかもしれない。
シナリオなんかは大まかでいいから、手早く核心のところを撮って(録って)さっさと流した方が、そして適度な頻度でアップデートしていく方が、結果的には観る側にも喜ばれる気がするけれど、どうでしょうかね。
いずれにしても、昨今、クラウドコンピューティングとネット環境の整備が加速度的に進むのを背景に、これらのウェブサービスが我々を後押ししてくれるのは誠に喜ばしい限り。
そして、日本でもフリーエージェント社会がジワジワと根付きつつある中、こうしたツールをカシコク使ってビジネスに活かせば、ネットはバカと暇人のものと誹られることも、あるいはなくなるのではないかと思ったりするけれども、それはまた別の話かな。
なお、モバイルでのビデオストリーミングもオモシロイことになってるけれども、ちょいと複雑かつボリュームもあるのでまたの機会にということで。悪しからず。
おまけ
…とか何とか書いて入稿してサイトに公開されるのを待つ間に、またスゴイのが現れたので、公開前アップデート(というんだろうか)。全く、ボヤボヤしてられませんね。
Twitcam

実はこれも、Livestreamの新しいサービス。Twitterアカウントでログインしてウェブカメラをセットし「Broadcast」のボタンをクリックすれば、すぐさまライブストリーミング開始。と同時に、「ライブやってます」のリンクが自動的にTweetされる。ここがミソ。
それを見たフォロワーがリンクをクリックすると、あなたの生の映像が見れるという趣向。とても判りやすい。さらに、見てるフォロワーがRT(コピーしてTweet)すると、その向こうの人にも伝わっていくのがいかにもネットらしい。
ついでに、見てるフォロワーはチャットで参加できる。ただ、試してみたけれど、チャットは一部表示されなかったり、ちょっとまだ不安定な感じだった。で、そのチャット内容は、すべてタイムラインにも表示される。
もちろん、オンラインのフォロワーしか視聴出来ないけれども、そもそも今まさにオンラインの人だけが対象ですよと割り切っているのがTwitterなわけで。ただし、ライブを終了するとアーカイブしてくれるので、後々その録画も見れる。

ふと、フォロワーの声や映像も見えると、もっとオモシロイかなと思ったけれども、それじゃあ普通のビデオチャットと変わりありませんしね。
これを、さてどう使うかだけど、ショップのタイムサービスとか、それこそウェビナーにイイかも。う~む、もうちょっと知恵を絞ったカシコイ使い方がありそうな気もするけれど、さてさてあなたの妙案は?
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