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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

ブログと出会って会社を辞めました 「らむね流 ネット生活のススメ」(前編)

マイクロソフトとうなぎが共存する 不思議なバーティカル空間

四家
らむねさんは、自分のネットでの活動は周囲には秘密にしてたんですか?
村山
とりあえず上司に見つからないように、首相から苗字を借りて「村山らむね」。
四家
それで「村山」だったんですか。激動の1995年を髣髴とさせるネーミングだ。当時のホームページって、やっぱり男性の技術者が多いからテーマも限定されてませんでした?
村山
意外と百花繚乱でしたよ。ホームページって結構テーマがありますよね。プロレスとか、レストランとか。
四家
ああ、思い出してきた。なんか日に日に増えてきたというか。毎月の「インターネットマガジン」の中で少しずつ増えてきたというか。96年2月にメールマガジンの「Internet Watch」がスタートして、ビジネスのサイトだけでなく、個人サイトも随分紹介されていました。僕が広告担当で入ったのは、その半年後です。
「インターネットマガジン」(旧インプレス刊行)は、
1994年4月に創刊し、2006年5月号で休刊となった。
村山
懐かしい。山下編集長。坂本純子さんのオンラインショップ紹介にライバル心をひそかに抱いていました。
四家
そういえば当時は、広告も小さな会社から入ってたんですよ。「Internet Watch」のメール広告は、今のGoogleのアドセンスみたいなもんでした。大企業も中小も一緒。マイクロソフトの広告の下に、鹿児島県のうなぎ養殖業者の広告が入ったりしてました。
村山
マイクロソフトとうなぎ(笑)。不思議なバーティカル空間でしたよね。人も、企業も。私にとっては「これがビジネスになる」というよりは、「とにかく超たのしー」でしたね。今も結局、そうだけど。
四家
で、だんだんネット人口が増えて、ブロードバンド化していくなかで、一般の大手企業がだんだんイニシアチブを握っていったんだと思うわけです。
村山
今は、結局「強いものが勝つ、より多くの資本があるものが勝つ」になっちゃいましたね。

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パワフルな個人であり続けること

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/02/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/801

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