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秋元@サイボウズ・ラボのAlexa徹底解析講座

Alexa(アレクサ)とは何か - 第1回


Alexaはどうやって情報を収集しているのか

 では、さっそくAlexaの基本的なしくみついて解説していくことにしましょう。Alexaは、アクセス情報の収集方法にも特徴があります。Alexaは、世界中でネットを利用している全ユーザーを対象に調査しているわけではありません。ユーザーの一部を「サンプルユーザ」として、彼らのウェブサーフィン情報を解析することによって、世界中のウェブサイトのアクセス数を類推しているのです。(収集や解析の詳細については、この連載の後の回で詳しく述べます)

AlexaユーザーとAlexaの関係。
インターネットユーザーの一部を「サンプルユーザー」として、そのデータを解析する。

 Alexaには、英語のページしか用意されていません。そのために、日本語ユーザにとっては少しとっつきにくいかもしれませんが、変動する部分の数値やグラフの読み方さえ慣れてしまえば、英語を気にすることなく使えるようになるでしょう。

SNSもホームページも同じ土俵で比較する

 今回は、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のミクシィを例に、Alexaの情報を表示してみます。ご存知のとおり、SNSの多くは、ユーザとしてそのサイトにログインしないとほとんどのページを見ることはできません。このようなクローズドなネットサービスでは、検索エンジンやソーシャル系サービス(共有ブックマークサービスなど)といったシステムを使って、サービスの規模や流行の度合いを評価するのが難しくなります。

クローズドなサービスは、ユーザーとしてログインしなければ
サイトの内容を見ることはできない。

 しかし、実際にログインしているクライアント側からのアクセス情報を使ったAlexaの情報であれば、ミクシィのようにログインが必要なクローズドなサービスと、ログインが不要な一般のネットサービスを、アクセス数という同じ土俵で比較することができます。

次のページ
Alexaの基本的な使い方

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この記事の著者

秋元 裕樹(アキモトヒロキ)

週3日はサイボウズ・ラボ職業ブロガー勤務。著書に「PHPxWebサービスAPIコネクションズ」「実践Web2.0 BOOK」など。
個人では比較表コミュニティならべてや日本のITを海外へ紹介する英語サイトアジアジンを主宰。個人ブログ

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/07/17 23:15 https://markezine.jp/article/detail/829

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