ニコニコ動画のアクセス数が下がっている!? 7月18日に掲載されたトレビアンニュースの記事が大きな反響を呼んでいます。しかし、過去MarkeZineで詳細に説明してきたとおり、Alexaは単なる指標のひとつであり、100%信頼できるデータではありません。Alexaとアクセス数の関係についておさらいしていきます。 【連載バックナンバー】
ニコニコ動画のアクセス数が下がっている!?
質問:アレクサのグラフを見るとニコニコ動画のアクセスが激減しているように見えるのですが、本当にアクセス数が下がっているのでしょうか?
回答:いいえ、アレクサではそんなことはわかりません。
と、Alexa徹底解析講座をお読みいただいた方には言うまでもないことなのですけど。
アレクサのグラフの読み方を理解せずに書かれた下記の記事がひとり歩きして、2ちゃんねるを中心に話題になっているようですね。
【トレビアン】ニコニコ動画のアクセス激減!? その原因は……,トレビアンニュース
リンク先の記事では、アレクサのグラフの傾きでニコニコ動画のアクセスが激減(!)していると書かれているのですが、そもそもアレクサのグラフはアクセス数の絶対値のグラフではないし、アレクサのグラフが右下に傾いていても、アクセス数が減っているとは限らないのですからこの主張に意味はありません。

グラフが右肩下がりになる要因
アクセス数の増減と無関係にグラフが右肩下がりになる理由はたくさん考えられるのですが、たとえば、
- 5月に行なわれた統計処理の変更が影響した
- 日本人のAlexaツールバー利用が減った
- ある程度のユーザーがパソコンではなくモバイルからの視聴に移った
といった仮説は立てられます。もちろん、これで全部ではないです。上記の仮説について解説していきましょう。
2008年5月に統計方法の変更があった
開発者ブログをずっと読んでいるとわかりますが、アレクサは、そもそも非常に少人数のチームで、予算もあまりない部署で運営されているようです。いろいろな欠点は昔から言われているのですが、長らく放置されていました。
しかし、Markezineでもレポートしていますが、今年4月15日に開発者ブログで集計アルゴリズムの変更が行なわれることが予告されています。
この時に、変更の前後でデータの連続性が無くなるかもしれない、ということはほのめかされています。そして、以前は過去5年間にわたって見ることができた過去のトレンドが、2007年の夏以降の分しか見えなくなっています。これも、新旧のデータで整合性が取れなくなったからでしょう。
また、この新システムでは、ツールバー以外のデータも合わせて利用することも言われています。HitwiseのようなISP経由のデータ収集ではとも言われていますが、詳細は不明です。
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- この記事の著者
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秋元 裕樹(アキモトヒロキ)
週3日はサイボウズ・ラボで職業ブロガー勤務。著書に「PHPxWebサービスAPIコネクションズ」「実践Web2.0 BOOK」など。
個人では比較表コミュニティならべてや日本のITを海外へ紹介する英語サイトアジアジンを主宰。個人ブログ。※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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