調査結果概要
今回、多くのモバイルサイトで採用されているFlashについてユーザーはどう感じているのか、また、 2年前に比べFlashサイトに対する受容性はどう変化したのかを把握するため、調査を実施いたしました。
その結果、HTMLサイトよりFlashサイトを支持するユーザーは2年前より7ポイント増加し、7割を超えることが分かりました。 Flashサイトの商品訴求力、先進性、機能性などのイメージアップが好感度の高さに繋がったものと考えられます。
このように好感度が高まっているFlashサイトですが、閲覧しているときに誤って前の画面に戻ってしまうなどの画面遷移に関する誤操作を経験しているユーザーは多くなっており、「重くて表示に時間がかかる」や「パケット代が気になる」など、不満の声も見られました。
ブランドイメージが伝わりやすく、商品訴求にも好影響を与えるFlashのモバイルサイトですが、ユーザーが迷わないための導線作りや、容量を抑止しストレスのない動きの実現など、より一層の使い勝手の向上が求められていると推察されます。
調査結果のトピック
- 7割のユーザーがFlashサイトの遷移で誤操作を経験
- FlashはHTMLに比べ、インパクト、先進性、商品訴求力などが強い
- 2年間でFlashを好むユーザーが増加
- HTMLとの差が開いたのは「商品に興味が持てる」、「洗練されている」など
- Flashサイトの評価ポイントは商品訴求力、一覧性、斬新さ。不満点は容量(重い)、操作性
調査概要
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査対象:15~49歳の男女 調査会社が保有する調査パネル
※週1回以上モバイルサイトを閲覧し、第3世代携帯端末を保有している人
※Flashの再生が可能な端末を保有している人 - 有効回答数:832サンプル
- 調査日時:2009年8月19日~8月20日
- 割付条件:「平成21年2月総務省全国男女別推計人口」の性年代別比率に基づき割付を行った