調査概要
前回は、PC、モバイルそれぞれの検索の不満についてまとめた。その結果、PCに比べてまだ比較的モバイルの検索の不満点が多いという点や、モバイルの検索結果が不満でPCで検索し直す人がいることがわかった。今回の調査では、検索結果をどれだけ見るか、また、どのような検索エンジンをユーザーは利用しているのかを調査した。
調査結果サマリー
- PCの検索、モバイルの検索共によく利用する人はPCの方が多くの検索結果を見る
- 検索結果は2ページ目まで見る人が多い
- モバイルの検索では各キャリアの公式メニューから検索する人が約半数となっている
- SoftBank、auでは公式メニューから検索する人が多く、docomoではブックマークした検索サイトから検索することが多い
調査対象
- 調査対象:10代~50代のPCの検索、モバイルの検索両方を良く利用する男女431人
- 調査期間:2009年7月7日~2009年7月9日
- 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査機関:株式会社ボーダーズ
検索結果を見るのは2ページ目まで
Q1では、検索結果を何ページ目まで見るかを、PC、モバイルそれぞれで尋ねた。
その結果、まずPCでは1ページ目までが14.4%、2ページ目までが25.8%、3ページ目までが23.0%、4ページでは8.8%、5ページ目までが14.4%、6ページ以上見る人は合計13.7%となっていた。多い順にすると、「2ページ目まで見る人」、続いて「3ページ目まで見る人」、「1ページ目まで見る人」と「5ページ目まで見る人」となった。
一方でモバイルは1ページ目までが27.4%、2ページ目までが32.9%、3ページ目までが24.4%、4ページ目までが5.1%、5ページ目までが6.3%、6ページ以上見る人は合計3.9%となっていた。多い順では、2ページ目まで見る人、続いて1ページ目まで見る人、3ページ目まで見る人となった。
どちらも2ページ目まで見るという人が最も多くなっているが、傾向としてPCの方が多くの検索結果を見られているといえるだろう。
この結果をキャリアごとにクロス集計したが、各キャリアごとに特徴は見られなかった。