はじめに
連載当初に書いたように、この連載ではアクセス解析サービスで見た方がよいレポート、あるいは具体的にどうやってデータを読み解くかといった話に関してはほとんど触れません。そういった情報は書籍やネットの記事を中心に数多く用意されているので、ぜひご覧いただければと思います。
それよりは、「見る環境を整える」「どういう観点でデータを見るべきか」「データを読むときの注意点」「課題の発見方法」「改善策をどう実行させるか」といったアクセス解析を社内に浸透させるための記事を書いていきます。
前置きが長くなってしまいましたが、早速第1回は「活用の準備」という事で、正しくデータを見るために必要な整備や知識の習得を中心に書いていきます。
アクセス解析を使うための整備
アクセス解析を正しく理解して使うために行わなければいけない事が4つあります。それは以下の4つです。
- データ計測範囲の把握
- アクセス解析サービス上での設定を理解しておく
- アクセス解析サービス特有の仕様を理解する
- アクセス解析サービスの使い方を学ぶ
次ページより詳しく紹介いたします。なお、これらをまず把握してからではないと、データに自信が持てなかったり、誤った理解をして判断をしてしまったりする可能性があります。この整備に1~2週間くらいかかる場合もあります。