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今日からはじめるアフィリエイトマーケティング実践講座

テンプレート利用で快適なアフィリエイトが実現

テンプレート作成で注意すべきポイント

 私がテンプレートを作成する際には、主に次のような点に配慮しています。

テンプレートを作成する際の注意点
  • 画像ファイルは絶対パスで記述し、HTMLソースだけ持ち帰ればいいようにしておく
  • さまざまなサイトにはめ込むことを前提に、あまり凝ったデザインやレイアウトにしない
  • 宣伝色はやや押さえ、第三者による紹介というトーンをとる
  • 画像はできるだけ軽量化する
  • ソースにわかりやすいコメントタグを入れ、利用者が後で加工したり、一部のみ抜き出したりしやすいよう配慮する
  • 自由にカスタマイズして良い(他ページへのリンクや、レイアウトや色の変更など)と宣言する
  • SEOも意識し、できるかぎり構文に沿ったタグを使うようにする

 まず大切なのは、アフィリエイトサイトが少しでも簡単に利用できるようにすることです。画像ファイルを絶対パス(http://から始まるURL)で記述し、HTMLソースだけコピーして保存すれば、画像もきちんとECサイトのサーバから読み出す形で表示されるようにしましょう。ただしこの場合、ECサイトがその画像を削除してしまったり、画像ファイルのURLを変更してしまったりすると、アフィリエイトサイト側で表示できなくなってしまいます。一度テンプレートを提供したら、その画像のディレクトリを変更しないことが前提となります。

 また、テンプレートは、質もデザインもまちまちの、不特定多数のサイト内に組み込まれることを前提に作らないといけません。あまり凝ったデザインだったりレイアウトだったりすると、「しっくりとおさまらない」ということになりかねません。凝ったデザインは複雑なタグでできていることも多く、アフィリエイトサイトがちょっとテーブルの幅を変えたいと思った時、文章を追加しようとした時の作業を難しくしてしまいます。

 ですからとくに支障がなければ「自由にカスタマイズしてもいい」と宣言してしまうと良いでしょう。アフィリエイトサイトが自分の言葉で紹介文を追加したり、他のページへのリンクを貼ったりなどの加工をしてこそ初めて、テンプレートはそのサイトのコンテンツとしてしっかり根を張るものです。

 あまりやりすぎてもいけませんが、多少はSEOも意識しつつ、構文に沿った適切なタグを使う工夫もしてみましょう。うまくいけば、関連キーワードで検索した際に、テンプレートをベースに使ったページが大量に検索上位にずらりと並ぶということもあり得ます。

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この記事の著者

和田 亜希子(ワダ アキコ)

1994年早稲田大学政治経済学部卒。住友銀行、ライコスジャパン(検索エンジン)、カレン(メールマーケ支援)を経て2001年独立。アフィリエイトASP「LinkShare」からの受託で、個人アフィリエイト支援業務やアフィリエイトコンテストの開催に携わり、またECサイトのアフィリエイト導入やアフィリエイト・リレーションシップ・マネジメント(ARM)にも従事している。1999年に立ち上げた日本で最初のアフィリエイト専門情報サイト「アフィリエイトINDEX」をはじめ、「東京ホットスポット情報館」「東京...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/03/13 08:00 https://markezine.jp/article/detail/848

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