リクルートのレポートを紹介~キャンペーン効果比較レポート/サイト別詳細レポート/集客詳細レポート
次に紹介するのが、4点目のキャンペーン効果測定レポートです。どういうキャンペーンを行ったか、同じフォーマットの中にいろいろな情報を記載しています。
実施日、概要、キャンペーンの目的、キャッチフレーズ、予算、後は成果指標。このキャンペーンはここまで行ったら成功、というのを設定しています。メルマガ経由の流入数であったり、商品の売上であったり、メルマガの開封率みたいなものを、キャンペーンを始める前に目標を定めます。その上で、成果は達成したのか達成しなかったのか、その理由と思われる仮説を書き加えて今後のキャンペーンに活かしていきます。
同じフォーマットを使うことで、目標を設定して効果を見る、というのを繰り返しますので、過去のキャンペーンと同じようなキャンペーンをやろうとしたら、どれくらいの成果になるか予測できます。以前失敗したキャンペーンを別の担当者がそのままやろうとした時には、「それはちょっと待って」と止めることができます。
5点目はサイト別の詳細レポートになります。こちらはサイト個別の情報になります。
サイト全体のUUや、会員登録数といったサイトの基本指標を出しています。文章で気づきをまとめ、集客ポートフォリオの流入の内訳であったり、アクティブ会員率、その月にやった施策などを載せています。施策については、TVCMを打った、どこかの雑誌と一緒に企画をやった、こういうプロモーションを行ったというのを文章で残して結果まで載せています。ほかには、実際に掲載された企業・店舗の数や、オフラインの売上データまで、レポートに載せて一元管理しています。
サイトごとにフォーマットはバラバラです。どれくらい細かく見たいか、それを何に使いたいかを考えて決めています。基本的には文章とグラフのセットで、グラフの気づきを文章で補完しています。その月に何をやったか、ちゃんと書いて残しておくことで、グラフの変化の理由が分かるように、相互で補完できるように心掛けています。
6点目は集客の詳細レポートです。集客施策ごとの流入とコンバージョンというサイト内の数値と、集客の出稿先からもらえる数値 つまり、AdWords/Yahoo! JAPAN リスティング広告/アライアンス先/アフィリエイトでのインプレッション数・掲載コスト・掲載順位などを1つにまとめたものになります。
こちら、ツール化をしており、見たい条件を選ぶことによって、上記の数値が一目で見られるようになります。通常こういったサイト内とサイト外の数値はばらばらにおいてあり、同時に見たり、連絡をしたりするのが難しいのですが、ツールを作成することによって解決しています。
それぞれ単体の数値だけ見ているよりも、多くの気付きを与えてくれます。
最後にもう1つ、サイト内の動線を見るためのツールをExcelで用意しています。アクセス解析のRAWデータ、アクセス数の多い上位ページのデータなど、必要なデータを入れてプログラムを走らせると、遷移がどうなっているか表示されます。
サイト全体でどこに課題があるのか発見するために使われるケースが多いです。離脱率の高いページをこれで特定して流入元を探したり、もしくは離脱がやたらと高いページに集客されるようになってはいないかと調べたり、サイトの課題を発見しやすくしています。