サーチマーケティングのキモ、キーワード選定のポイント
国内でSEOや検索連動型広告へ出稿する場合でも、実施するに当たってかなりのキーワード調査を行なったことだと思います。日本で使っているキーワードのリストは、もちろん海外進出時の参考になりますが、残念ながらそれを単に翻訳すればいいという訳にはいきません。
例えば、英語の「baby carriers」に相当する日本語として「ベビーキャリア」だけでなく「ベビーキャリー」や「抱っこ紐」などが思い浮かぶように、日本語を外国語に訳す場合にも複数の訳が存在します。もちろん言葉によって検索数が違うので、SEOなら最も検索数が多い言葉を使いたいでしょうし、検索連動型広告なら訳語として適当な言葉をすべてキャンペーンに含みたいでしょう。
日本語のように複数の書き言葉を同時に使う国は珍しいですが、ドイツ語やフランス語のようにアクセント記号を使う言語ではその有無でスペルにゆらぎがあったり、同じ英語でもアメリカとイギリスでは意味やスペルが違ったりします。
日本語 | アメリカ | イギリス | ドイツ |
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サッカー | Soccer, Socker | Football | Fussball, Fuβball |
アメリカ | イギリス | |
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Chips | ポテトチップスの意 | フライドポテトの意 |
地方化 | Localization | Localisation |
キーワード調査はサーチマーケティングの起点と言っていいほど大切です。十分に調査し、サーチマーケティングの可能性を最大限に広げてください。
予算に余裕があれば現地のSEM会社にキーワード調査を依頼するのが1番ですが、そうでなければGoogleのキーワードツールや海外の有料キーワードツールを活用することをお勧めします。また、現地の競合サイトが使っているキーワードも参考になります。いわゆる和製英語には日本でしか通用しない言葉が多いので、英語っぽいキーワードでもきちんと現地で使われている言葉を調査するようにしましょう。
日本語 | 英語 |
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ハイビジョン | High Definition |
ビデオカメラ | Camcorder(s) |