海外向けリスティングにもチャレンジ
現在、ショップサイトのリスティングはYahoo! JAPAN リスティング広告とGoogle AdWords(Google アドワーズ)を利用し、両社とも同程度の予算で広告展開を行っている。両サービスに出稿するにあたり、インプレッション数が同じでも広告の内容でクリック率が変わるため、広告テキストを別々に設定することも多い。どちらかというとGoogle AdWords経由の効果が高いそうだ。
オンラインゲームの場合は、純広告、アフィリエイト、リスティングの3つを活用しており、中でもアフィリエイトからの集客が強いという。アフィリエイトについては、実績のある媒体をまとめている代理店に任せることが多いが、例えばGoogle コンテンツターゲット経由で、費用対効果の高いサイトを見つけたら「アフィリエイトにしませんか?」とスカウトをすることもあるという。リスティングがクリック課金なのに対し、アフィリエイトは会員獲得に対して報酬を支払うからだ。
また、最近では、mixiのソーシャルアプリや、ブラウザだけで遊べるゲームも積極的に展開している。ブラウザで遊べるシミュレーションRPG『ドラゴンクルセイド』については英語版を提供し、海外向けのリスティングやアフィリエイトも行っている。海外マーケットは日本とは違って桁違いのビジネスチャンスがある。リスティングであれば、国内にいながら海外の地域を指定して広告を展開することもできる。

『ドラゴンクルセイド』の海外向けのリスティングの成績は、クリック単価は国内向けと同等であるがインプレッション数や獲得数は国内よりも多いという。このように海外向けの展開も視野に入れると、リスティングの運用管理を代理店に任せるよりは、社内にノウハウをためていった方が効率がよい。ゲームは、ワールドワイドに展開できるため今後非常に期待の持てる分野であるとし、現在はノウハウを蓄積中とのことだ。