動画導入に最適なBrightcoveの動画配信ASPサービス
動画コンテンツを活用することで成果が増える。そう言われても、動画配信システムを開発する、あるいは買ってくるとしたら、いったい幾らかかってしまうのか見当もつかない。自社で開発してしまった場合には、その後の運用コストや、新技術が出てきた時に対応するコストで継続的な費用もかかってしまう。動画を試したいと思っても、そう簡単には動けないというのがWeb担当者の本音だろう。そんな課題に直面した時に、選択肢となるのがBrightcoveの動画配信ASPサービスだ。
動画のアップロード・コンテンツ管理、動画プレイヤーの作成・カスタマイズ、動画視聴のパフォーマンス分析といった動画配信に必要な機能が一通りそろっており、初期・月額費用無料で視聴回数に応じた従量課金制で利用することができる(Brightcove Proのエディションでは初期費用40万円)。大規模なサイトでなければ月間10万円程度から利用できるそうだ。なお、1月からは視聴回数の上限は設定されるが、月額固定費用10万円で利用できるプランも追加される予定だ。
また、動画を使う際には「コンテンツをどう制作すれば良いのか」とどの外注先に依頼しようか、頭を悩ませるかもしれない。だが、先に紹介したサン・マイクロシステムズでは、ほとんどの動画が同社エンジニアによって撮影されたビデオで、撮影したスタッフがそのままアップしているという。
「素人チックなビデオですが、そういう動画の方が宣伝くさくなく、リアルで好まれます。お客様から『ビデオ制作を手伝ってくれないか』とリクエストいただくこともありますが、そんな事例もありますので『自分で撮った方が良いですよ』とお勧めしています」
プラットフォーム自体も無料の動画共有サービスを使って済ませるという選択肢もあるかもしれないが、動画プレイヤーをカスタマイズする自由度は低く、見せ方に制限が生まれてしまう。さらに、再生終了後にはほかの動画をレコメンドされてしまうため、せっかく集めたユーザーを外部に持っていかれるというリスクもある。
対してBrightcoveのASPを利用すればカスタマイズ性に優れているため、表示サイズも自由に設定できるほか、プレイヤーの付近にほかの自社動画をサムネイルやリストで表示したり、動画再生中のプレイヤー内にBuyリンクやサンプルダウンロード用のリンクを表示して自然な流れの中で視聴者にアクションを促すこともできる。そうしたカスタマイズ作業は、同社のトレーニングを受けながら自社で開発することができる。追加の費用は発生しないため、思い通りに使うことが可能だ。
さらに、プレイヤーをどこまでカスタマイズするかによって変わってくるが、導入までの日数が少ないことも魅力の1つ。基本的にはサイトにBrightcoveのタグを埋め込むだけで利用できる。最速で3日程度で導入した実績があるというが、理論上は動画さえ用意しておけばその日のうちにもサイトに動画を掲載開始できる。これは大きな利点だろう。