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村中明彦の営業いらず!売上直結の最強Web成約術

ロングテールはチャリティで使える理論である(後編) - 第5回


なぜ、ロングテールと募金は相性がいいのか?

 ここでロングテール理論をおさらいしておく。

 ロングテール理論においては、「大量の微小を合計して、それが最後は膨大になる」わけだが、これは「多くの人から少額のお金を集めて、最終的に巨額にする」という募金の基本的考え方によく合っている。

 一部の大口募金する企業、団体のみに頼るのではなく、無数の人の小さな善意を大きな支援に育てようというのが、募金の精神だ。つまり、募金においては「ロフティヘッド(一部の大口募金)」よりも「ロングテール(無数の小さな善意の集まり)」の方が重視されると考えられる。

 そして、この精神を実装しうる可能性を秘めているのが、GoogleやAmazonなどロングテール・ビジネスを営む企業であろう。そろそろ直接的に言ってしまうことにする。

 要するに、ロングテール企業、特にGoogleは、ワンクリック数円のアドワーズ広告でチャリンチャリンと広告費を集めて、集積して、巨富につなげるノウハウとインフラを持っている。

 そのノウハウを使って、少額の募金を集めて、巨額の寄付金にして、寄付したみたら良いのではないかと思ったわけだ。

 と、ここまでいって、具体的な方策はGoogleに丸投げしたいところであるが、それもどうかと思うので、ちょっと具体的な枠組みを試案として述べてみることにする(その試案にはユニセフも絡む)。

編集部注:Googleは既に、Google.orgという社会貢献をするための組織を立ち上げています。本文は、Google、Amazonが作りあげたインフラを活用することで、効果的に募金活動をおこなうための一意見となります。

【参考記事】ITmediaニュース:Google、慈善プログラム「Google.org」を明らかに

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Googleアドワーズを活用して、巨額を集める

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村中 明彦(ムラナカ アキヒコ)

日本唯一の「お客様の声、事例」の制作、コンサルティング会社カスタマワイズを経営。「商品の価値を本当に説明できるのは売った人ではなく買った人」を信条に、エンドユーザーにインタビューし、それを営業ツールにまとめるメソッドを確立。「事例をWeb掲載しただけで800万円成約を獲得」、「取引先の社長の前で事例を朗読しただけで3,00...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/04/05 13:51 https://markezine.jp/article/detail/969

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