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MarkeZine Day Spring 2010レポート

富士通「AzbyClub通信」、光文社「CLASSY」
事例で学ぶ最先端メールマーケティング


ECサイトなどではフォローメールも重要

 ここまではメールマガジンの話でしたが、ECサイトや自動車・保険などの商材ではフォローメールも重要になります。例えば、化粧品サイトでサンプルを送ってからフォローメールを送り、本品の購入に結びつけるといった具合ですね。

 フォローメールのシリーズAというのが既存のものと思ってください。

 3週間で5通のメールを送っていて、1つの大きなストーリーになっていると考えられます。ただ、まったく別のストーリーも考えられるのではないかということで、配信のタイミング・内容を変えたBパターンも作り、比較検証してみます。

 申し込みから検証が終わるまで3週間は掛かることになりますので、検証期間はかなり長くなってしまいますが、検証後に結果を見て、AパターンとBパターンのどちらがよりコンバージョンにつながったのかと比べてみて、フォローメール全体を変えていく流れになります。

効果検証と最適化は今後3~5年のテーマ

 フォローメールの検証をするのにはかなりの時間が必要ですが、われわれが昨年リリースした「AltoMarketing」のCODE(Content-Optimized Delivery Engine)というメールコンテンツ最適化配信エンジンを使えば、短期的に成果に結びつけることができます。

 通常のABテストは10万件を2つに分けて5万件ずつ配信して成果を見るというものです。CODEはその結果を即時反映しようというものです。

 まずはプレ配信をして、その後にメイン配信をしようと。10万件のリストのうち、まずは1万件ずつAパターンとBパターンのメールを配信し、24時間検証した後、クリック率の良かった方のクリエイティブを残る8万件に送るというシステムになっています。

 最近の事例では、数十万件のリストを持つクライアントで、クリックが1万以上増えたというものもあります。

 本日は、効果検証とそれに基づく最適化というテーマでお話しさせていただきました。このテーマは今回だけではなく、メールだけではなくすべての部分でこれから3~5年は焦点になる話だと思っています。ここをいかに早くきっちりやって、ライバルと差別化していくか。それが重要になるのではないでしょうか。

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この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/04/12 15:11 https://markezine.jp/article/detail/9903

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