その他のデータ
このページの3種類のデータの後ろにも、その他の興味深いデータが続きます。
ドメイン名 users come from these countries(訪問者の国別構成)
ネット全体で、どの国・地域からこのドメインにアクセスがあるのかを、トラフィックの高い国から表示しています。
国名をクリックすると、その国での上位ドメインランキングページに飛びます。"more"をクリックすると上位20位程度まで見ることができます。
たとえばmixiの例だと、ユーザ55人のうち1人はアメリカから、110人に1人は中国からアクセスしている、ということがわかります。
ドメイン名 traffic rank in other countries(国ごとのトラフィック順位)
そのドメインのトラフィック順位が高い国・地域から順に、その国・地域での順位が表示されます。“more”をクリックすると上位20位程度まで見ることができます。
例だと、mixiはニュージーランドではトップ100に入るようなアクセスを稼いでることがわかります。これは、ニュージーランドにワーキングホリデーなどの日本人留学生が多いことと、ニュージーランドの人口が少ないことなどと関係があるのかもしれません。
Where people go on ドメイン名(サブドメインごとのトラフィック割合)
そして、最後ですが重要なデータとして、ユーザがどのサブドメインにアクセスしているのかという割合も入手することができます。
これによって、会社サイトでサービスや製品別にサブドメインを分けているような場合やポータルサイトでジャンルごとにサブドメインがわかれているような場合に、どの部分に人気があるのか、といったことが外部から推測できいます。
たとえば、mixiユーザのアクセスの100回に1回はmixiミュージックというような値を知ることができます。
今回のまとめ
Alexaの詳細トラフィックに出ているデータの読み方を、ページの上から順に見て行きました。ご自身の運営するサイトのドメインや、ライバルサイトのドメインを入れて、トラフィック数の変遷のトレンドや、国別のユーザ割合などをチェックされてみてはどうでしょうか。
次回は、Alexaのデータはどうやって作られているか、ということを解説します。Alexaのトラフィックデータを間違って理解している人が多いのですが、内部的な仕組みを知ることでそれらの誤解も減らせると思います。
おまけコラム: 最近のAlexaの変更
- AlexaブランドのTシャツ販売を開始
- alexa.comトップページに注目サイトのグラフが載るようになりました
- AdBriteの広告がページ最上部に大きくでるようになりました
長い間Webサイトのデザインや機能追加については停滞している感があったAlexaですが、最近いろいろなことを試しているようです。先月の連載第一回でのスクリーンショットが、既に昔の画面となってしまいました。
施策の内容を見る限りでは、サービスからの収益をなんとか向上させようとしているようです。いろんなところにTシャツ販売のリンクが差し込まれたりしているのもそれですね。その結果本来の使い勝手が落ちないといいのですが。