最も支持されているエンタメは「音楽」
調査対象となったのは、映画、アニメ、漫画、書籍(漫画以外)、お笑い、古典芸能、演劇・舞台の7ジャンル。4月初旬に行われた調査では、全国の15~59歳の男女900名から回答を得た。以下のグラフに示すとおり、「音楽」と「映画」はバブルサイズが圧倒的に大きく、ユーザー数における2大エンタメといえる存在になっている。このうち「音楽」は不可欠度が突出して高く、エンタメのなかで唯一加重平均得点が4ポイント(=なくてはならない存在)を超えており、年間消費総額も1万円以上と上位を占めている。
「書籍(漫画以外)」「お笑い」「アニメ」「ゲーム」「漫画」「スポーツ」の6つのエンタメは、ユーザー数では同レベルだが、「書籍(漫画以外)」「ゲーム」「漫画」「スポーツ」は不可欠度が3.5ポイント前後と「なくてはならない存在」に近く、年間消費総額も1万円前後。一方、「アニメ」「お笑い」は不可欠度が3~3.5ポイントの間と「あったらよい程度」に近く、年間消費総額も5000円以下と、前者の4エンタメとは差が見られた。
音楽・ゲームはネット経由が3割
入手方法や楽しみ方を見ると、すでにインターネット経由でのコンテンツ提供が珍しくない「音楽」「ゲーム」では、「インターネットでダウンロード」と「インターネットのオンライン上」が合計で3割ほどに達している。書籍類については、インターネット経由のスコアが「インターネットでダウンロード」「インターネットのオンライン上」を合計しても、「書籍(漫画以外)」が4%程度、「漫画」が7%程度にとどまり、それぞれ1割に満たない結果となった。
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