紀伊國屋書店はすでにBtoB分野において、日本語電子書籍の販売を行っているが、今回新たにBtoC分野にも拡大する。今年9月にiPhone/iPad向けに「紀伊國屋書店アプリ」を投入し、Android OSを搭載した各種スマートフォンやタブレット端末など、多様なデバイスへ展開する。
さらに、SDカードなどのメディアにコンテンツを収録して書店店頭でパッケージを併売する、「ハイブリッドデジタル販売モデル」を構築し、地域書店と協調しながら「書店発の電子書籍流通モデル」の確立を目指すとしている。
このプロジェクトには、講談社、小学館、集英社、角川グループなどの出版社が賛同している。また、凸版印刷、インフォシティ、ボイジャー社らから技術面での協力しながら事業を展開する。
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