iPad限定レポートの作り方 ~ SiteCatalyst編
続いてAdobe SiteCatalyst。こちらはVISTAと呼ばれる高度なフィルタリング機能(オプション機能)を利用する。VISTAを使うことで、Adobe SiteCatalystのデータ収集サーバー側でiPadからのアクセスデータのみを別のレポートスイート(データ格納単位)に格納することが可能となる。
これにより、レポート参照時にiPad限定レポートスイートを選択すれば、一通りのレポートがiPadからのアクセスデータに限定された形で確認できる。なお、VISTAの使用にはアドビ システムズ 社への依頼が必要となるので、その点についてはあらかじめご認識いただきたい。
注目したい指標
さて、上記方法により作成したiPad限定レポート。うまく活用してiPadユーザーの特徴をつかんでいきたい。そこで特徴の把握に役立ちそうな指標をいくつか紹介する。
離脱率
PCと比較して離脱率が大きく異なるページがあった場合、iPadの特性がその差異に影響している可能性がある。例えばPCと比較して離脱率が高いページがあった場合、画面の大きさに伴うレイアウト変化が影響しユーザーが期待するリンクを発見できなかった可能性が考えられる。そのようなページに対しては、iPadからのアクセスに対しても見やすく操作しやすいレイアウトへの変更を施すと良いだろう。
滞在時間
PCとタブレットPCで滞在時間が大きく異なるページがあった場合、ユーザーのモチベーションがそこに影響しているかもしれない。仮にiPadをプライベートで使っているユーザーが多かったとしたら、iPadユーザーにはOFFなシーンに適したコンテンツが好まれる可能性がある。このように、滞在時間の長短からiPadユーザーのモチベーションを推し量るのも面白いだろう。
他にもアクセス時間帯の違いから生活パターンを推測する等、タブレットPCユーザー限定レポートはさまざまな発見の可能性を秘めている。ぜひ有効に活用し、時代の先端を行くタブレットPCユーザーを虜にするWebサイトの構築を目指して頂きたい。

 
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                    
                     
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                
                                 
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                    
                                     
                                
                                 
                                
                                 
              
            