メルマガは本当に不要になってしまったのか?
メルマガに取って代わってブログが全盛の時代を迎えているといわれています。企業ブログで商品情報の宣伝を行うケースも増えてきました。けれども本当にメルマガはビジネスにおいてその効力を失ってしまったのでしょうか。
『インターネット白書2006』(財団法人インターネット協会)によると実に44.7%の人がネットショップのメルマガから購入していると回答しています。弊社のクライアントの中でも、メルマガを発行した日とそうでない日の日計売上げで、約10倍の差が生じる店舗があるなど、今でもメルマガは最強のアピールツールとしての地位を確立しています。メルマガを上手に利用すれば、ビジネスの大きな武器となるはずです。
私はメルマガの執筆代行の仕事をしています。つまりメルマガのプロということになります。たまに「メルマガの女王」などと冗談半分で言われることもあります。振り返ると、2000年に知人の懸賞サイトのお手伝いを始めたのが私とメルマガとの出会いでした。その懸賞サイトでメルマガを発行すると、思いのほか読者の反応がよく、そのうち読者からご返事をいただいたり、クリック率が上がり懸賞に応募してくださる方が増えました。これがきっかけで、気づいたらネットショップのメルマガを書くようになりました。
当時は、メルマガの執筆代行という仕事は珍しく、ネットショップは、「自分でメルマガを書く」というのが常識でした。しかし、本当は「どうやって書いたらよいかわからない」「書く時間がない」といった悩みを抱え、発行していない店長さんも多くいらっしゃいました。そういったたくさんのネットショップのお手伝いさせていただいたのです。
この頃の私は、1週間で18通のメルマガを執筆。各ネットショップのスタッフとして執筆していましたから、今自分が誰なのか、わからなくなってしまうこともしばしばありました。けれどもクライアントであるネットショップにとっては、メルマガは執筆代行を依頼してまで発行するほど販売効果のあるツールだったのです。 メルマガを発行する理由には以下の項目をあげることができます。
- セールやイベントの告知・商品の特徴やメリットを伝える
- クリックしてページに誘導する
- 新規見込み客の獲得・育成(購買意欲の少ない方を育てていく)
- 企業やお店の主旨やコンセプトを伝える
- 企業やお店のファンをつくる
- 顧客(読者)との接触回数を増やす
- 読者を楽しませる(エンターテイメント性を持たせる)
また上記に加え、メルマガのメリットとして、
- 相互紹介で読者を増やすことができる
- 広告的要素・一度にたくさんの人に情報を届けられる
- 一度にたくさんの人とコミューケーションが可能になる
- 発行時の手間とコストが小さい
- タイムリーに読者へ情報を提供できる
といったことがあげられます。このように考えるとメルマガの必要性は、まだまだ高く利用価値はいまだに衰えていません。もちろんブログもアピールツールとしては重要な存在です。ただしブログは、お客様に来ていただいて購入していただく【プル型】のツールです。一方メルマガは、お客様のメールボックスにダイレクトに届く【プッシュ型】の販売ツールなので、両者を使い分けていく必要があると考えています。
メルマガの種類について
メルマガは、大きく3つのジャンルに分かれます。