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アクセス解析+α

無料でできる入力フォーム最適化
アクセス解析+FormAnalyticsでコンバージョン率アップを狙う!


EFOツールの活用手順

 ここから、活用方法を紹介します。まず大切なことはアクセス解析ツールについても同様のことが言えますが、ただデータを見て感心しているだけでは改善につながりません。以下のようなプロセスを繰り返し行うことが大切です。

1)課題を見つける

 入力率やエラー率が低い項目をなど、修正対象となる箇所を見つけます。

2)フォームに修正を入れる

 課題となっている箇所に対して修正を行いましょう。可能であれば有料プランを使ってA/Bテストを行ってもよいでしょう。必ず変更箇所と変更した理由を記録しておきましょう。

3)テストを行う

 テスト期間はPV数にもよります。最低でも100サンプル、意味のある差を見つけるためには300サンプルくらいのデータ量が欲しいところです。

4)結果を確認する

 A/Bテストでの比較あるいは、変更前・後で数値を比較しましょう。コンバージョン率を増やす事を最大の目的としながらも、修正箇所の入力率やエラー率を確認しましょう。

フォーム改善の際に注目すべき15ポイント

 ここで、フォームを改善する際に注目すべき改善ポイントを15個紹介いたします。フォームによっては、変更しても数値に変化がない場合もありますが、いろいろ試してみるのが最善の近道です。

  • フォームを1ページにまとめる/分割する
  • 複数ページある場合、今どのページにいて残りどれくらいあるかを把握しておく
  • メールでの認証あり/なし
  • フォームの入力項目数
  • フォームのレイアウト/配置
  • 文字量と文字の大きさ
  • 郵便番号からの住所自動検索
  • 入力規制の強さ(住所は全角のみ・電話番号は必ずハイフンなし等)
  • 入力項目の必要性と必須項目の数
  • エラー画面や文言のわかりやすさ
  • 画像認証のあり/なし
  • フォーム入力画面にある、関係ないページへのリンクの有無
  • 入力箇所の大きさ(長い項目を入力すると、最初のほうに入力した項目がスクロールして見えなくなるなどの場合がある)
  • 入力例の有無
  • フォームに関する事前説明の量

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アクセス解析とEFOでコンバージョン率を大幅アップ!

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍している。主な著書は『...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/10/26 16:23 https://markezine.jp/article/detail/11489

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