フォームからの離脱は7割もザラ
サイトの分析を行っていると、資料請求や会員登録などの各エントリーフォーム(以下、フォーム)から遷移するユーザーの離脱が多いことに気づきます。割合にすると7割以上の人の離脱もザラという感覚です。しかし、アクセス解析ツールだけでは
- フォーム内のどこが悪いのか
- ユーザーはフォーム内にある項目をどこまで入力しているのか
- どの項目でよく入力エラーがでるのか
という情報はわかりません。そこで登場するのが、フォームを分析するために作られているツール「エントリーフォーム最適化ツール(以下、EFOツール)」です。
エントリーフォーム最適化(以下、EFO)とは、フォームの各項目の入力率・エラー率、遷移率などを見ながら、フォームのどの箇所に問題があるかを特定し、改善するための手法です。さまざまなパターンのフォームを試して、最適なレイアウトや入力項目を見つけることによって、コンバージョン率の最大化を目指します。
EFOを実現するためのツールはたくさんありますがその中から今回は、「FormAnalytics」を利用します。まずは、概要を紹介し、実際の設置方法・データの確認方法と解釈の仕方を紹介し。最後に、EFOを使う際の注意点と、アクセス解析ツールをあわせてEFOを実現する方法を解説していきます。では、初めましょう。
手軽にEFOができるツール「FormAnalytics」
FormAnalyticsはベースキャンプ株式会社という会社が提供しているツールで、月500PV/100ユーザーまでなら無料で利用することが可能です。より大きな規模・複数STEP画面対応・フォームのABテスト実施等を利用したい場合は、有料プラ¬ンが用意されています。料金表はこちらをご覧ください。計測対象ページにタグを入れるだけでテストが行えるため、非常に手軽にEFOを行えるのが特徴です。
FormAnalyticsの設定方法
会員登録などの手続きが完了しましたら、フォームの作成を行いましょう。
フォーム名・プラン・フォームの種類の3つを選択します。
計測タグの追加
計測用のタグを発行します。計測対象のURLと、計測対象ページの「ソース」を丸ごとコピーして入力欄に追加します。すると計測用のタグが発行されますので、入力ページと完了ページに、それぞれタグを追加しましょう。これで完了です。
これで、準備は完了です。後はユーザーがアクセスしてくるのを待ちましょう。