電通、ディーツー コミュニケーションズ(D2C)、美術出版ネットワークスは、スマートフォンやタブレット端末(iOS/Androidデバイス)のアプリ上で、絵文字などのデコメ素材を販売するプラットフォーム「デコマーケット」を11月からサービスを開始する。
ユーザーは、デコメアプリ、ツイッター系アプリ、SNS系アプリなどに組み込まれた「デコマーケット」販売用ストアアプリから、絵文字やテンプレートなどの素材を購入。購入した素材のパッケージは、メーラー、ブログ、ツイッター、プリクラなどのアプリで利用することができる。また、アプリ開発会社は「デコマーケットAPI」を利用することで、アプリにデコレーション機能を付加したり、「デコマーケット」販売の成果報酬を得ることが可能になる。
また、3社は、企業・商品ロゴをデコメ素材として利用し、ユーザーがクリックすると、店舗検索、クーポンの取得、商品の購入などが可能となる新しいスマートフォン、タブレット端末向けプラットフォーム「クリデコ」を開発。12月のテスト運用後、来春よりサービスを開始する。
近年、携帯電話間のメール送信数は100億通/月を超え、デコメ利用経験者も35%を超えている。今後、スマートフォンの増加に伴い、絵文字などのデコメ素材の利用が増加するとともに、メール以外にもツイッターアプリ、ブログ投稿アプリ、スケジュール管理アプリなど、さまざまなアプリケーションで利用されることが見込まれる。
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