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具体例で理解する検索連動型広告再入門

敬遠しがちなGoogle AdWordsディスプレイネットワークを効果的に使う方法


コンテンツターゲットとは?

 広告グループ内に登録したキーワードの関連性によって、自動で関連性の高い広告配信先に広告が配信される仕組みがコンテンツターゲットです。図で表すと下図のような形です。

コンテンツターゲット配信の仕組み
コンテンツターゲット配信の仕組み

 ディスプレイネットワークは検索連動型広告とは異なり、上図のように広告グループ内に登録したキーワードの関連性によって、広告配信先が自動で選定され、広告が配信されていきます。

プレースメントターゲットとは?

 プレースメントターゲットは、コンテンツターゲットとは異なり、登録したキーワードの関連性で広告を配信するのではなく、「どのサイトに広告を配信するのか?」というサイトを指名入札し、広告を配信していくシステムで、その枠を「買う」つもりで入札しなければなりません。

プレースメントターゲット配信の仕組み
プレースメントターゲット配信の仕組み

 なお、プレースメントターゲットで特定のサイトに入札し、キーワードを含めることで、指定したサイト内の中で、登録したキーワードに関連するページに広告を配信することも可能です。

プレースメントターゲットにおけるキーワード指定の意味
プレースメントターゲットにおけるキーワード指定の意味

初心者にはコンテンツターゲットがお薦め

 ディスプレイネットワークへの出稿が初めての場合は、まずはコンテンツターゲットから利用を開始するのをおすすめします。関連性の高いページへ配信できるように、主要なキーワードをまとめてコンテンツターゲットのキャンペーンを作成してみましょう。

キャンペーンは必ず分ける

 ディスプレイネットワークと検索連動型広告のキャンペーンは必ず分けて運用するのがセオリーです。これは、“検索”と”ディスプレイ”では、最適化手法が全く異なるからです。

 「キャンペーンの設定」画面の、[ネットワークとデバイス]にある「ネットワーク」の項目で、[ディスプレイ ネットワーク]のみが選択されたキャンペーンを作成して運用を開始します。

[キャンペーンの設定]の「ネットワーク」で[検索]のチェックを外し、
[ディスプレイ ネットワーク]にチェックを入れる
[キャンペーンの設定]の「ネットワーク」で[検索]のチェックを外し、[ディスプレイ ネットワーク]にチェックを入れる

コンテンツターゲットは関連性が命

 コンテンツターゲットでは前述のとおり、キーワードの関連性によって広告の配信されるサイトや場所が自動で選定されるため、“どのようなサイトで広告を表示したいか?”をキーワードでより具現化して表していかねばなりません。

 そのため、1つの広告グループ内でのキーワードの登録数は、選りすぐられた関連性の強いキーワード3~10個程度にまとめておき、AdWordsへ“どのようなサイトへ配信したいのか?”を通常の検索連動型広告よりも具体的に指示できるようにすることが重要です。運用している方の中には、数十個~数百個のキーワードを1つの広告グループに盛り込んでしまい、なかなか広告が配信されない、または関連性の低いサイトに配信されてしまう、というケースを多く見かけます。こうした状況におちいり、費用対効果が悪化して、コンテンツターゲットによる出稿自体を取りやめてしまったという方も中にはいるのではないでしょうか?

※注2

 コンテンツターゲットの配信ロジックは公開されていませんが、少しずつながら日々変化しています。

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不要なサイトへの広告配信を停止する方法

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この記事の著者

阿部 圭司(アベ ケイジ)

アナグラム株式会社 代表取締役/フィードフォースグループ株式会社 取締役。大手アパレルメーカーを経て運用型広告の世界へ。リスティング広告やFacebook広告を筆頭とする運用型広告の領域が得意なマーケティング支援会社アナグラムを創業。その後、フィードフォースグループにグループジョイン後、現役職。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/11/10 12:33 https://markezine.jp/article/detail/12270

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