ロシアの人気サイトとSNS一覧 ~ ロシア語コンテンツは必須
下の表は、ロシアで人気のWebサイトのリストです。20位中12件を、ロシアのWebサイトが占めています。マイクロソフトやAOLなどもロシア語ページが利用されています。ヤンデックスの市場開発担当者プレストン・キャレイ氏によると、「ロシア語のコンテンツ提供がロシアで成功する第一歩」だそうです。

そして、この傾向はソーシャルネットワーキングサイト(SNS)にも見られます。下の表は、世界とロシア、それぞれで人気のSNSを比較したものです。ロシアで人気1位のSNSは「VKONTAKTE.RU」ですが、市場リーチが7割以上というのはスゴイですね。

プロフィールや日記、アプリといった日本のSNSでもおなじみの機能を備え、日本語UIも用意されている

日本では、海外対策と言えば英語コンテンツ1本で済ませているサイトがまだまだ多いですが、ロシアを新たな市場ととらえ、オンラインでの進出を目指すのであれば、まずはロシア語のコンテンツを用意することが必須になります。サイトの言語、ccTLD(トップレベルドメイン)やホスティングサーバーの所在地が検索結果に大きく影響する昨今、サーチマーケティングでは当然の事とは言えますが、こうしたデータを見ると、仮に検索結果上位にランキングしてもロシア語のコンテンツがないとトラフィック増加には繋がらないことが分かります。また、ドメインにもロシア語表記が使われています。例えば「yandex.ru」は「Яндекс.рф」と表記されます。
意外なブラウザが高いシェア、モバイルの成長も顕著
ロシアではInternet Explorer(33%)とOpera(32%)が人気のブラウザです。次にFirefox(27%)、Chrome(6%)の順で、Safari(1%)はほとんど使われていません。
ロシアでもモバイルサイトやサービスの成長が顕著です。現在、ロシアには約1億1300万人のモバイル端末保持者がおり、全人口の27%近くが既にモバイルインターネットを利用しています。デスクトップのインターネットユーザー数(31%)と、ほとんど差がありません。
