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欧米の検索市場が変わる ~ 米Yahoo!提携で生まれ変わる米マイクロソフト/bingの最新動向とSEMのポイントを探る

 昨年夏に米Yahoo!(以下、Yahoo!)とのサービス提携を発表した米マイクロソフト(以下、マイクロソフト)が、この秋、米国とカナダ市場で動き始めました。提携によって、米国検索市場の3割以上を確保することになったマイクロソフト/bingの、新しい動向とSEMを実施していく上でのポイントを探ります。(バックナンバーはこちら)

米Yahoo!とbingの提携で変わるサービス

 基本的には検索結果も広告もマイクロソフトのサービスをYahoo!が導入するイメージですが、すべてがそうではありません。下記は、提携後に変化する主なサービスのポイントです。

提携後に変化する主なサービスのポイント

 【広告関連】

  • 広告は、すべてマイクロソフトのアドセンターでサービスを提供・管理
  • 検索アルゴリズムとリスティング広告は、マイクロソフトが両社に提供
  • セルフサービスの広告主は、マイクロソフトがサポート
  • プレミアムアカウントの広告主(代理店、販売店を含む)は、Yahoo!が直接サポート
  • ディスプレイ広告は今回の提携に含まれず、各社が個別に提供を続ける
  • アフィリエイト検索パートナーは提携サービスに含まれず、各社が個別にサービスを提供

 【検索・サービス・コンテンツ関連】

  • ウェブプロバティ、電子メール、インスタントメッセンジャーは提携に含まれない
  • 検索サービスが両サイトでまったく統一されるわけではなく、各社がそれぞれのユーザーに独自の検索体験を提供(結果の表示スタイルや、結果に含まれる内容がサイトによって違う)
  • Yahoo!の検索技術の一部を、マイクロソフトがライセンス契約を通して使用
  • Yahoo!の検索ページには、Yahoo!コンテンツも継続して表示
赤枠内:マイクロソフト提供の検索結果、オレンジ枠内:マイクロソフト提供の広告
紫枠内:Yahoo!提供/管理のコンテンツ
赤枠内:マイクロソフト提供の検索結果、オレンジ枠内:マイクロソフト提供の広告、紫枠内:Yahoo!提供/管理のコンテンツ

 このようなサービスの変化は、SEO面に絞ると具体的には次のようになります。

SEO面での提携後のポイント
  • オーガニック検索の結果は100% bingのインデックスを基に作成される
  • 検索キーワードとページコンテンツの関連性を重視するSEOの根本に変わりはない
  • これからもコンテンツが王様
  • クローラは、10月より徐々にMSNボットからbingボットに移行。しばらくは、両方のボットがクロールできる設定にする必要がある
  • bingウェブマスターツールに、サイトマップをアップする
  • bingウェブマスターツールで、クロール、インデックス、トラフィックのデータや問題を把握し、解決する
  • インデックスされていないページのURLは、bingのウェブマスターツールで登録
  • Yahoo!のサイトエクスプローラーで行なっていたURLの削除、ダイナミックURLの追加などもbingウェブマスターツールで行う

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この記事の著者

ハント肇子(ハントモトコ)

 1998年にAJPRを設立以来、世界各地の企業に対してインターネットをベースとした日本市場向けマーケティングを指導。日本及びアジア各地の知識を活かしたサーチマーケティング・コンサルティングサービスは、世界的に有名な企業のサーチマーケティング・キャンペーンを成功へと導いている。また、世界各地のカンファレンスで講演し...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2010/12/03 11:00 https://markezine.jp/article/detail/12629

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