毎日コミュニケーションズは、2012年に卒業する大学生を対象に、昨年12月から今年の1月にかけて調査を行った。回答数は4,399名(文系男子827名、理系男子658名、文系女子2,240名、理系女子674名)。調査レポートでは2007年に行われた2009年卒学生を対象にした調査結果と比較・分析している。
2012年卒業予定の就職活動をしている学生で、アルバイトをしている人の割合は76.4%。このうち、就職活動中でもアルバイトを続けると答えた人は87.1%に達している。毎日コミュニケーションズが1月に発表した別の調査結果では、就職活動で不安に思うこととして「交通費など金銭的負担が大きい」をあげる人が66.9%に達している。
大学生といえば「飲み会」というイメージをもつ人も多い。家飲みを除く飲み会の頻度をたずねたところ、前回調査とくらべて「週2回以上」「週1回程度」「月2~3回」「月1回程度」のすべての項目で数値を落とし、「月1回程度」が43.0%で最も多くなっている。また、「月1回もない・全くない」は34.3%。
一人暮らしをしている学生の月平均の仕送り額は「3~5万円」が24.4%で最も多く、「仕送りをしてもらっていない」は3.1ポイント増の24.3%となっている。アルバイトの収入は「3~5万円」、1か月で自由に使える金額は「1~2万円以内」という人がもっとも多かった。アルバイトで月10万円以上収入がある学生でも、1か月で自由に使えるお金は5万円以下の割合が高く、学生の多くは収入の大半を生活費などにあてていると考えられる。
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