書き直した企画書で再度レビューにチャレンジ

ということで、実際の企画書作成の流れを見ていただきましたが、いかがでしたでしょうか。こういった企画書までしっかりと作る企業はまだまだ少ないですが、FAQページの完成度に影響してくることはもちろん、後々の運用効率などにも非常に大きな効果があります。ぜひ、時間を掛けて作ってください。
また、MarkeZineはメディアサイトなので比較的シンプルな企画書になりましたが、一般企業のFAQとなるとサポート範囲が膨大だったり、サポートチャネルも複数持っていたりするので、いわゆる「決め事」は多くなってきます。そうなると、なおのこと企画書が重要になってきます。
実際に、一般企業のFAQを検討する際に追加されるであろうポイントをまとめてみました。
- 「データの収集方法」はメールだけでなく、電話、Webの入力フォーム、など存在するチャネルを全て記載しておき、それらのチャネルからの情報を基にFAQコンテンツを作っていくと良いでしょう。
- 「掲載する範囲」や「掲載する種類」についても、数が多くなる傾向があります。商品を販売しているメーカーであれば「掲載する範囲」は全ての商品が含まれることになるわけです。また、「掲載する種類」については、例えば「連絡先の一覧表」であったり、「価格リスト」であったり「説明書ファイル」など、情報として求められるであろうドキュメントは全てが対象となります。これらも事前に定義しておくと良いでしょう。
- 「デザインポリシー」においては、企業の場合「コーポレートカラーをどう使うか」という点が論点になったケースもありました。こういった場合も、できる限り事前に細かく取り決めをしておくと良いでしょう。
では、次回はサポートメールから情報を集め、FAQコンテンツを作っていく過程をお見せしながら解説していきます。どうぞお楽しみに!