2011年上半期の「急上昇検索キーワード」1位は「原発」
グーグルは、今年の1月1日から6月末までの間に、グーグルの検索エンジンにおける検索ボリュームが昨年1年間に比べ急上昇したワードをカテゴリ別に集計し、「急上昇検索ワードランキング」として発表した。総合ランキングのトップ10は以下のとおり。半数以上が、東日本大震災、あるいは原発関連のキーワードとなっている。
1位 原発
2位 Galaxy S2
3位 iPad2
4位 tilt
5位 ガイガーカウンター
6位 セシウム
7位 節電
8位 田中好子
9位 陸前高田
10位 放射性物質
4位の「tilt」は、スマートフォンで「傾ける」という意味の「tilt」を検索すると、実際に検索画面が少しだけ傾いて表示されるという、グーグルのしかけが話題となり、上位にランクイン。また、人物のランキングでは、亡くなった女優の田中好子さんが1位となった。
「~とは」検索でも震災・原発関連が上位に
言葉の意味を知りたいときに使う「~とは」検索でのランキングは以下のとおり。ニュースなどでなじみのない放射能関連の用語が次々と飛び出したことから、思わず検索した結果なのか、トップ5はすべて震災・原発関連となった。
1位 ベクレルとは
2位 被ばくとは
3位 震災とは
4位 セシウムとは
5位 余震とは
また、1月から6月までのトップ3は以下のとおり。4月に「節電レシピ」が1位となって以降、5月、6月のトップ3には、震災・原発関連のキーワードは入っていない。
【1月】
1位 サッカー アジアカップ
2位 郵便局 お年玉
3位 オーストラリア 洪水
【2月】
1位 クライストチャーチ
2位 カダフィ大佐
3位 若ノ鵬
【3月】
1位 原発
2位 風向き予報
3位 Person Finder
【4月】
1位 節電レシピ
2位 小林朝夫
3位 みゆ吉
【5月】
1位 ビンラディン
2位 上原美優
3位 ユッケ
【6月】
1位 皆既月食
2位 江口愛実
3位 ガンダム AGE
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