運用担当者をキャラクター化、AKB48を目指す
Q. お二人はこれまでどのようなお仕事をされてきましたか?ソーシャルメディア担当に着任されたきっかけを教えてください
濱門:これまではWebプロモーション全般を見てきました。山下が立ち上げたソーシャルメディアを引き継ぐ形でソーシャルメディア担当になりました。
山下:私は販売促進全般の責任者と、海外事業の責任者をしています。今はグループ会社のイマージュの新規事業も同じように見ています。海外進出をきっかけに、私の裁量で海外向けのFacebookページを作ったので、自動的に担当になったという経緯があります。社員が20人しかいないので、それぞれに決定権があって動きやすい社風が後押ししてくれました。
Q. ソーシャルメディア担当のメンバー構成について教えてください
濱門:香川にある本社から3名、東京支社から2名、計5名の20代女性メンバーで『ライスフォース5姉妹』を結成して、運用しています。偶然、社内にイラストの上手な人がいたので、彼女たちをイラスト化してもらいました。

濱門:5姉妹の所属する部署について詳しくお話しすると、本社からは、DMや紙媒体の制作を行っている「企画制作部」、お客様からの注文や問い合わせを担当する「コンタクトセンター部」、社内全体を管理している「経営企画室」の各部署から1名ずつ、東京支社からは、山下がリーダーを務める「マルチメディア部」から2名が参加しています。その5姉妹を統括しているのが、私と山下という体制です。
山下:英語版に関しては、NY在住の女性2名と東京支社の社員1名という運用体制をとっています。これからどんどん海外展開をしていく予定なので、世界中に担当者がいて、AKB48のようなものができたらいいなと(笑)。担当の名前付きで投稿しているので、固定ファンができてくるとおもしろいですよね。

Q. 各地に分かれている担当者とどのようにコミュニケーションをとっていますか?
濱門:毎週1回メンバーで集まって、打ち合わせをしています。リアルに集まるのが難しいときは、テレビ電話を使って。5人姉妹が運用する上での悩みや意見を共有してもらったり、次はどんなコンテンツを出すかなどを話し合います。打ち合わせ以外では、Facebookグループも活用しています。
Q. コミュニケーションについてルールや気をつけている点はありますか?
山下:特にポリシーやガイドラインは作っていません。社内の規律に基づいて、常識の範囲で自主性に任せています。最初はどんなコンテンツを投稿するか、かなり迷いました。化粧品の会社なのに、香川という理由で、うどんを出すかどうかなど。反応を見てテストをしながら、境界線を見極めてきた感じですね。外部サイトへ飛ばす、プロモーション要素の強い投稿はやはり反応がよくないので、たまにしかしません。できるだけ弊社のコアターゲットである30代~50代女性に響くコンテンツを投稿できるように意識はしています。
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『Facebookマーケティング』(ソフトバンククリエイティブ)
今までのマーケティングからソーシャルメディアに変わる、本質的なところが詳しいです。 -
日本ネット経済新聞(日本流通産業新聞社)
ソーシャルメディアコーナーがあり、最新情報を知ることができます。
これら以外にも、リアルタイムに情報収集できるので海外のニュースサイトやブログを読んでいます。