350万アカウント超の大手ブログサービス「Seesaaブログ」が導入
広告掲載作業を効率化、収益も最大に
「Seesaaブログ」のスマートフォンサイトが利用していたアドネットワークの数は、ピーク時で4、5社。収益額の波が激しく、運用とシステム担当が異なることから、急な配信増加に対応する作業が後回しになってしまうこともしばしばだったという。
臨機応変な対応ができなければ、その分、取りこぼしが出てしまう。「自社でアドサーバを開発する話も出ていましたが、そのためのコストやリソースをどう捻出するかということがネックになり、これも進展しませんでした」(永井氏)。
そんな中、AdStirがWebメディア対応したと聞き、これまで発生していた煩雑な作業を自動化するために導入を決定。結果、ピーク時と同様の4、5社のアドネットワークを効率的に配信しながら、広告収益の最大化が常時可能になった。
特に、高単価案件が入った場合、営業サイドでの調整が可能になったため、収益機会を最大限に活かす対応もできるようになったことが大きいという。また、配信予約やバナーごとのレポーティングの使い勝手がよい点、自社広告と複数アドネットワークの配信比率を1%単位で細かく設定できる点も、収益を最大化するのに有効に働いている。
「AdStir導入にあたり、無料のサービスということでレスポンスはどうなのか、自動化という点から他社のサーバーが落ちたときはどうなるのか、といった懸念がありましたが、それらはまったく問題ありませんでした。インターフェースも使いやすいので、当社のスタッフにも好評です」と永井氏。
AdStirのアドサーバ機能により、2012年から純広告も展開
また、アドサーバ機能への要望は高いものだったが、AdStirの機能にも非常に満足しているという。アドサーバ機能が備わったことで、構想段階にとどまっていた純広告の取り扱いも可能になった。そのため、同社では2012年早々に純広告の展開も開始する見込みだ。
AdStirを導入してから、「特に問題が起きることなく、売上も順調に推移しています」と永井氏は手応えを語る。日単位のタイマー設定や、インプレッション販売、クリック販売など、さまざまな広告展開ができそうだと期待を寄せる。
アプリおよびWebメディアへの導入事例とも、AdStirの利用に何らデメリットがなく、非常に利便性高く使われていた。リリース後、わずか3ヶ月あまりでのこうした反響は、進化の速いネット業界でも注目を集めている。導入した企業がそれぞれ手応えを感じ、意欲的に活用していることから、AdStirへの次なる要望も今続々と寄せられている状況だ。ngi groupでは、そうした声を元に、さらにAdStirの機能を磨いていく予定だという。