ソーシャルメディアで、「行動履歴」などを元にしたスクリーニングをしよう
第2回、第3回と、母集団形成ステップにおける、ソーシャルメディアの活用法を紹介しました。今回から、選考ステップにおける活用法をお届けします。
選考ステップは大きく分けて、スクリーニング(面接前の候補者の絞り込み)、面接、選考後のフォローに分かれています。なかでも、スクリーニングとソーシャルメディアは好相性だといえます。それも、学歴などの属性を中心とした従来のスクリーニングだけでなく、ネット上の交流や情報発信などから、新たな基準でスクリーニングを行うことも可能です。
情報感度の高さでスクリーニング……限定イベント、200人以上の友達
昨年度の3月、サイバーエージェントが、Facebookイベントタブのみからしか受け付けない、Facebook限定説明会を開催しました。まだ利用者が300万人程度しかいない状況で、Facebookを使っている学生は、グローバル人材か情報感度が高い人材と判断したのでしょう。
トレンダーズも、Facebook上に友達が200人以上いる学生は、一次選考をスキップさせるという選考方法を実施しました。該当する学生は、ソーシャルメディア上で積極的に活動しているか、広い交友関係を持っているといえるでしょう。PR会社としては、理にかなった選考方法だと思います。
本年度なら、Linkedinで100コネクトあることや、Google+で100人のサークルに入っていたら、ソーシャルメディアでの活動が盛んであるといえるかもしれません。ちなみに、日本で一番人気があるユーザー(被サークル数)は早稲田大学の女子大生です。
採用基準に「情報感度が高い」を入れたいIT・Web系の企業は多く、新しいWebサービスを使っているか、tech系ブログをチェックしているかなどもポイントになるのではないでしょうか。(次ページへ続く)