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Facebookユーザーの利用実態は?『ソーシャルメディア白書2012』掲載データを公開!


 一般消費者10,000人以上、上場企業および大企業400社の調査規模!!付属CD-ROMにはプレゼンや提案書にすぐに使える、『ソーシャルメディア白書2012』掲載の全グラフ334点を収録!刊行特集その4として、「Facebookユーザーの利用実態」についてご紹介します。

本書の概要

 日本では本格的なソーシャルメディアに関連したデータ集が圧倒的に不足しており、プレゼンの現場では海外調査データや簡易的なウェブ調査などが多数引用されている状況です。そこで本書は、消費者や企業のソーシャルメディアの利用実態を多様なデータとともに明らかにしていきます。今後、ソーシャルコマース、ソーシャルCRM、ソーシャルリクルーティングなど、さらにソーシャルメディアが存在感を増していくなか、本当に使えるデータを網羅しています!

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Facebookユーザーの利用実態(本書より一部転載)

Facebookユーザーの特性

 インターネットユーザーのFacebook利用率を性・年代別で比較すると、10代を除いて男性の利用率が女性を上回っていることがわかる。利用率は前回紹介したTwitterに比べていまだ低く、最も高い20代男性でも25.5%にとどまっている。

 Facebookユーザーのうち、他のソーシャルメディアを重複利用しているユーザーの割合を見ると、Facebookユーザーの半数以上がBlog、Twitter、mixiのいずれか(あるいは複数)を利用していることがわかる。中でもTwitterはFacebookユーザーの68.6%が利用しており、非常に高い割合である。

 Facebookユーザーの利用デバイスを見ると、80%以上のユーザーが自宅のパソコンを使ってFacebookを利用していることがわかる(ただし、この調査はインターネット調査であり、自宅のパソコンで利用しているユーザーの割合が高くなりがちであることには注意が必要である)。モバイルデバイスを利用しているユーザーは25%にも満たないが、スマートフォンでの利用がフィーチャーフォンでの利用を上回っている点は一つの特徴といえよう(前回紹介したTwitterでは両デバイスの利用率に差はなく、白書内で紹介しているmixiではFacebookとは逆にフィーチャーフォンでの利用がスマートフォンでの利用を上回った)。

Facebook利用のきっかけ

 Facebookユーザーが利用を始めたきっかけは、男女で大きく異なる。男性は年代によって傾向が異っており、若年層では友人経由で利用を開始したユーザーの割合が高く、年代が高くなるほどメディアの影響を受けて利用を開始したユーザーの割合が高くなっている。一方で、女性は年代を問わず「友人がやっていて興味を持ったから」「友人に薦められたから」という友人経由のきっかけでFacebookの利用を開始したユーザーが多いことがわかる。

ユーザー名の設定状況

 Facebookでは64.8%のユーザーが実名を公開しており、他のソーシャルメディアに比べて非常に高い割合であることがわかる。一方で実名公開が原則のサービスにおいて、実名を公開していないユーザーも30%以上存在しているということもできる。

 実名を公開しているユーザーと、公開していないユーザーではFacebookの利用目的に差が見られ、実名を公開しているユーザーほど実社会(リアル)での友人とのコミュニケーションや近況を知るために利用している傾向が強いことがわかる。このことからFacebookユーザーはサービスの利用目的に応じて、公開するユーザー名を決定していることがうかがえる。

 Facebookを利用する頻度は実名を公開しているユーザーが最も高く、45.7%とおよそ2人に1人が1日1回以上利用していることがわかる。

プロフィール写真の設定状況

 Facebookでは他のサービスと異なり、自分の写真をプロフィール写真として使用しているユーザーの割合が40.5%と高く、そのうち28.6%が顔写真を使用している。

 実名公開状況と同様に、プロフィール写真の設定によってもFacebook利用目的に差が見られ、「個人が特定できる顔写真を使用している」ユーザーでは約60%が実社会(リアル)での友人とのコミュニケーションや近況を知るために利用していることがわかる。主に実社会の友人・知人とのコミュニケーション目的でFacebookを利用しているユーザーほど、顔写真をプロフィール写真に使用し、他のユーザーに自分を特定してもらえる設定にしていることがうかがえる。

 プロフィール写真の設定によって、Facebookの利用頻度に差があることがわかる。最も利用頻度が高いのは、「個人が特定できる顔写真を使用している」ユーザーであり、約60%が1日1回以上、約20%が1日に5回以上利用している。

投稿公開範囲の設定状況

 Facebookユーザーの投稿公開状況を性・年代別に見ると、男性ユーザーは全年代において、約半数、あるいはそれ以上が「投稿を全体に公開している」のに対し、女性では公開範囲を制限しているユーザーが半数以上を占めており、特に20代~40代女性において公開範囲を限定した投稿を好む傾向が強いことがうかがえる。

フォローしている企業公式ページ数

 Facebookユーザーの企業ページフォロー状況を見ると、企業ページを全くフォローしていないユーザーが75.9%に達することがわかる。企業ページのフォロー数はFacebookの利用頻度が高いユーザーほど高くなり、1日に1回以上Facebookを利用している超アクティブユーザーでは12.3%が4個以上のアカウントをフォローしている(週に1回以上Facebookを利用しているアクティブユーザーではこの割合が5.5%に、それ以外の一般ユーザーにいたっては2.6%にまで下がる)。利用頻度の高いユーザーほど企業やブランドとのコミュニケーションに積極的であることがうかがえる。

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MarkeZine(マーケジン)
2012/03/19 10:31 https://markezine.jp/article/detail/15323

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