まとめ:メディアサイトの売上アップのために
ここで、最後のまとめとしてゴールドスタイン氏が再登場。「メディアサイトにおける売上アップのためには利用者の行動を理解することが競合との差別化につながります。オンライン上で利用者が行う行動をもとに、ユーザーの属性付けとグループ分けを行うことが大切です」とアドバイス。
たとえば「コンテンツを積極的に読む思慮深いユーザー」であれば、
- 訪問頻度
- 訪問あたりの閲覧記事数
- 月あたりのコメント数
- ソーシャル上でシェアをする
という条件でグループを作成するとよいでしょう。以下は、実際にグループを作成している画面です。
また、サードパーティーや属性データの取り込みも重要だとゴールドスタイン氏は指摘します。「Adobe AudienceManager」では、SiteCatalystのデータと外部データを同じ仕組みに取り込み、オンライン上でセグメントを作成し、それをSiteCatalystの変数として戻す機能があります。これによって、ユーザー行動や年代ごとの閲覧カテゴリと広告インプレッション数を確認することができます。
新しい広告商品の検討材料や、効率化を実現するための情報としては非常にわかりやすく、ユーザーがより「見えやすく」なっているのではないでしょうか。ぜひ、皆さんもメディアサイトの効果測定や改善のために、変数の取得やセグメントを有効活用してみてください。