ソーシャル時代、人と企業はどのようにして出会い、付き合っていけばいいのでしょうか。採用におけるソーシャルコミュニケーションについて、エンジニア向けコミュニティ「Forkwell」、ブログ「ソーシャルリクルーティングの世界」を運営する、garbs代表・池見幸浩氏が論じます。
ソーシャルメディアでつきつけられた「魅力的な職場を作る」という課題
戦後60年以上にわたり続いた、雇用という形での企業と人の「出会い方」や「つき合い方」は、実名登録制のソーシャルメディアの普及により、大きな転換期を迎えています。
ソーシャルメディアを活用した採用手法や求職手法はまだまだ確立されたわけではありません。企業の採用担当者やサービス提供者、また働く人の試行錯誤は続くでしょう。
ただ、ソーシャルメディアにより、働く人もこれまで不可能だったかなり多くの情報を得られるようになったことは事実です。それにより企業は、働く人にとって魅力的かつ働きがいのある職場になる必要があるという本質的な課題をつきつけられるようになったのです。
本連載では、ソーシャル時代の「はたらく」コミュニケーションが企業にとっても働く人材にとっても意義あるものになるよう、主にその戦略について論じたいと思います。第1回目となる今回は、企業が働く人に自社をアピールする「エンプロイヤーブランディング」に関してです。
エンプロイヤーブランディング=企業という職場をブランディングすること
「◯◯社は、水やコーラが飲み放題でランチと夕飯が無料らしい」
「☓☓社は、会議室に椅子がない上に、歩く速度が廊下に表示されているらしい」
「△△社は、節電のため夏はサマータイムが導入され、半日は自宅作業らしい」
このように、エッジが立った職場環境を提供すると、世間の注目を集めます。就職を考えている人にとっては、その企業に応募するかどうかを判断するポイントの1つにもなるでしょう。
職場環境でオリジナリティを発揮するというのは、「エンプロイヤーブランディング」の1つです。エンプロイヤーとは、雇用主、雇用者のこと。企業や製品のブランディングと同様に、雇用主として企業という「職場」をブランディングしていくことを言います。
今回は、エンプロイヤーブランディングとは何か、ソーシャルリクルーティングとどういう関係があるのかを考えてみましょう。
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池見 幸浩(イケミ ユキヒロ)
株式会社garbs 代表取締役。2004年3月に3,000社以上が利用する国内最大級の人材紹介会社向けのマーケットサイト「人財紹介net」の企画・運営を行なう株式会社groovesを設立。2011年1月には国内初のソーシャルリクルーティングサービスの企画・運営を行なう株式会社garbsを設立し、エンジニア向けのコミュニティForkwellを運営。現在、グループで世界19ヵ国、約5,000社のユーザーへインター...
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