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デジタルマーケティング活用の最新事例レポート

知られざる「フィリピン」というマーケット


英語圏であるがゆえの可能性と課題

 前述のように、フィリピンという市場は人口も多く、モバイルユーザー数が非常に多いなど好材料がそろっています。

 しかし課題もあります。以下はフィリピンのウェブサイトトラフィックランキングですが、国内で運営されているサイトがほとんどないという状況です。というのも、国内のインターネットユーザーのほとんどが英語を使えるため、多くのユーザーが欧米のグローバルサービスを利用しているのです。このような状況下で、フィリピンならではのサービスが生まれにくくなっているというのは、このマーケットの特徴であり、課題でもあります。

フィリピンのトラフィックランキング(出典:Alexa.com)
フィリピンのトラフィックランキング

Adways Philippinesの取り組み

 今年2月、アドウェイズでは、フィリピンにおいて、「ソーシャルメディアマーケティングラボ」を設立しました。ソーシャルメディアを利用した独自のマーケティングツールやアプリケーションの開発を行い、日本をはじめ英語圏の国々に配信、そこで得たノウハウをグループ内に共有する、といった試験的な取り組みを率先して行っていく拠点です。これも、英語圏で、かつ、グローバルサービスが活発に利用されているフィリピンの特徴をいかしたフィリピンならではの取り組みです。

 さらに、フィリピンの国内マーケットに対しては、市場が成熟していない今だからこそ、ローカルの大手メディアやオンラインサービス企業と積極的に連携し、我々が得意とするようなクライアント企業へのマーケティング支援を展開しながら、フィリピンならではのサービス開発をすすめ、市場の成長に寄与していきたいと考えています。

【データ出典】
外務省各国地域情勢 フィリピン共和国
World Population Prospects, the 2010 Revision(United Nations)
総務省 世界情報通信事情 フィリピン

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この記事の著者

榊原 清隆(株式会社アドウェイズ)(サカキバラ キヨタカ(カブシキガイシャアドウェイズ))

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2008年新卒でアドウェイズに入社。日本本社モバイルチームでモバイルアフィリエイト営業を担当し、その後アドウェイズフィリピンオフィス立ち上げスタッフとして、渡比。現地日系企業向けのITソリューションとアプリケーション開発、運営チームのマネジメントに従事しつつ、フィリピンローカルマーケットに向けた広告商品開発に携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/07/02 11:04 https://markezine.jp/article/detail/15873

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