SEO施策を考えるときに大切なこと
MZ:トラストシールというサービスを実際に使ってみて、SEO施策のひとつとしてどのように評価、あるいは課題を感じられましたか?
古川:SEOというと「これをやれば順位が上がるんだ」と単純に考える方が多いと思うのですが、タイトルタグを変える、スニペットに表示されるmeta descriptionタグ(※)の文章を変えてクリック率を上げるというのも、重要なSEOの一部です。

SEOの効果に加えて、やはりサイトにアクセスする前にアクセスしても安全かどうかを確認できる点も評価できますね。SEO施策を逆手にとって悪意のあるサイトに誘導しようとするサイトも存在しますが、このマークが表示されていれば、それらの悪質なサイトとは明らかに違うということが簡単にわかります。ユーザーフレンドリーなサイトであることをアピールすることもできるのではないでしょうか。
プラグインなしでトラストシールが表示される環境がさらに増えれば、さらに有効な検証ができるだろうと期待しています。
MZ:競争が激化するSEOの世界ですが、サイト全体のクオリティを向上させ、それをアピールすることで、結果として検索順位も向上するという大きな視点を持つことは大切ですね。
サイトの説明を記述するHTMLのタグ。ここに記した情報が検索結果ページに表示される。
「このマーク、意外と目立つんです」
MZ:最後にSEOの専門家としてではなく、ネットユーザーとしての古川さんにも、トラストシールについての印象をおうかがいしたいのですが。
古川:そうですね。一人のネットユーザーとして言いますと、実はサイト内にこのベリサインのマークが出てきても、そんなに気にならないのかなと思っていました(笑)。それが導入してみると意外と目について、「あ、ベリサインのマーク付いてるな」と意識するようになりました。
印象としては、サイトとして安心のレベルが上がった感覚がありました。開設したばかりの新しいサイトで信頼性が不明なサイトの場合でも、このマークが表示されていると、一気に安心感が上がる印象がありました。このマーク、思った以上に目立つんです。

MZ:それは、実際に導入してみないとわからないポイントですね。今回はサイトの安全性をアピールすることでSEOに活かすベリサインのサービスを検証していただきましたが、このように多角的にSEOに取り組むことは今後も重要になっていきそうですね。