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ネットコン猿・道明寺猿ノ介が斬る!勘違いから学ぶネット広告&ネット経済

サルでもわかるネット広告 同じ画面を見ていても、僕とキミとで広告が違うってどういうこと?の巻


ヤフーさんに教わったことをまとめてみるぞ!

今日は、ヤフーさんでいろいろためになる話を聞きましたけど、ああいうことって、ネットコンサルタントとしては、知っていて当然なんじゃないでしょうか?

ま、そ、そうだな……。ただ、我輩はあまり細かいことを気にしな……

気にしましょう!

そ、そだね

道明寺さんのこと、他の仕事仲間が何て呼んでいるか知ってます?

ダンディ男爵?

違いますよ! コン猿ですよ! あまりに物を知らないから、猿って呼ばれているんですよ!

な!

私も頑張りますから、いっしょに真のネットコンサルタントを目指して勉強しましょうよ。これ、私からのお願いです

わ、わかったぞ! もう『コン猿』なんて陰口を叩かれないよう、勉強しよう!

オー!

よし。なんとなく我々が一致団結したところで、さっそく、今回のヤフー取材で学んだ要点をまとめておこう。綾小路クン、気づいた点を改めて述べてみなさい

まず、ヤフーのトップには、思ったより広告が少なかった

ふむ。トップはあくまで各コンテンツの入口というスタンスなんだな。検索のために訪れる膨大なユーザーを、そこから各コンテンツに誘導したほうが、結果的には得なんだろうな、おそらく

あとは、やっぱりアカウント情報に応じて、配信される広告が違っていたということですね

それだけでなく、普段から見ているページや検索している単語によっても、広告が違うということだな

今まで、ネットと雑誌の広告は似たようなものだと思ってましたが、違いますね

そうだな。不動産雑誌に広告を出すのは、完全な“場所買い”だけど、ネットの場合は、違うな。スペースを買うというより、不動産に興味のあるユーザー母体を買うといった感じだものな

また、ブランド認知にも効果があるという認識が、まだ十分には広がっていないっておっしゃってましたね

つまり現状では、大衆に対してブランド名を広くアピールする場合には、テレビや新聞、雑誌といった既存メディアが使われるケースのほうが多い。一方、消費者のニーズがある程度絞り込めたときは、ネット広告が利用率されるケースがアップしている。こういった状況のようだな

そうですね。ただ、ヤフーの場合は、トップページだけでも1週間で10億ページビュー以上ありますし、こういった巨大サイトには、これからブランド認知のための広告が出されるケースも、もっと増えるでしょうね

ふむ。日本で一番見られているサイト・ヤフーの場合は、ネットの特性を活かしながらも、既存メディアに近い効果も狙える……というわけだな。そのぶん、他のサイトに比べたら料金は高いだろうけど、まあ、そのあたりはお客と相談ってところかな

道明寺さん。なかなかいい総括ですね

フッ。これで一歩、ヒトに近づいたな

早く人間になって、私の給料払ってくださいね

ギクッ。じゃ……人間になるまでの給料は……ハイ、ドングリ3つね

どうもありがとうございます。ドングリは、歯ごたえがなかなか……って、私はサルじゃないの!

ゴールはまだまだ遠いですが、どうぞよろしくお願いします(麗華&猿ノ介)

 こうして、ネットコン猿・道明寺猿ノ介による真のコンサルタントを目指す戦いが始まったのである。<つづく>

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この記事の著者

岡部 敬史(オカベ タカシ)

72年京都市生まれ。『別冊宝島』の編集を経て編集・執筆業。ブログ評論家。著書に『ブログ進化論――なぜ人は日記を晒すのか』(講談社プラスアルファ新書)、『Web2.0殺人事件』(イーストプレス)。『このWeb2.0がすごい!』(日経BP社)。編著書に『このブログがすごい!』(宝島社)などがある。個人のブログは『岡部敬史の編集記』

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/08/22 16:52 https://markezine.jp/article/detail/1620

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