投稿コンテンツは各メディアごとにカスタマイズ
ソーシャルメディアマーケティングには、Twitter、Facebook、YouTube、Ustream、Foursquare等、複数のソーシャルメディアを組み合わせて使うのがお勧めです。それぞれにユーザー層、機能が違い、向いている業種・業態、目的等が異なるからです。
複数のソーシャルメディアを運営する際に困るのが、投稿コンテンツです。投稿する内容は、複数のメディア間で同じでもよいでしょう。ただし、まったく同じものはあまりお勧めできません。TwitterをそのままFacebookに流したり、ブログをそのままFacebookに表示させるだけでは、ユーザーは「企業が自分たちに向き合ってくれていない」と感じてしまいます。
Facebookなら写真付きで多少長い文章で、Twitterなら短文で詳細はFacebookページの該当記事へのリンクを付けて投稿する等とするといいでしょう。このように投稿コンテンツは、各ソーシャルメディアの特徴に合わせてカスタマイズするのがお勧めです。
普段からの「いいね!」やコメント獲得が情報を伝えやすくする
投稿を見てもらいやすくするためのポイントがあります。たとえばFacebookでは写真付きで投稿すると、ニュースフィードの中で目立ちやすくなります。
また、Facebookでは友人でいるだけではニュースフィードに更新内容が表示されなくなることがあります。Facebookには、合計250件を超えると、交流がない友人やFacebookページの情報は表示されづらくなるという仕組みがあります。この表示するかどうかを決定するアルゴリズムは、「エッジランク」と呼ばれます。エッジランクは、相手から「いいね!」やコメント、シェア等されることで高まりやすくなります。

つまり、日頃から「いいね!」やコメントをもらうことが重要なのです。たとえば、ランチやディナーの時間帯に美味しそうな食事の写真をアップすると、「いいね!」が集まりやすくなります。ここで「いいね!」やコメントをもらうことでエッジランクが高くなり、それ以外の自分の投稿も相手に表示されやすくなるという効果があるのです。
前述のように有益な情報等を投稿することで、結果的に数多くのフォロワーや「いいね!」が集まり、企業から伝えたい情報も届きやすくなるということなのです。