ユーザビリティ向上のために押さえておきたい4つのポイント
ユーザビリティ向上のためのポイント[1]ビジュアルの統一
インターネットが一般的なものになってから15年ほど。この間、ユーザーもいろいろなサイトをみて、無意識に身につけていることがあります。そのひとつが、テキストにリンクが張られているかどうかの見極めです。
下図をみて、どちらのテキストにリンクが張られていると思うでしょうか。

おそらく多くの人が、文字色が青で下線が引かれたテキストの方だと答えるでしょう。それは、日本でインターネットが普及してから現在に至るまで、多くのサイトでテキストリンクの文字色に青色を使っていたためです。そのため、青い色かつ下線がついたテキストはリンクを意味するものだと、ユーザーは無意識に認識しているのです。
余談ですが、テキストリンクの青色は、多くの企業サイトで見られますが、実はそれぞれ微妙に異なっています。その中でも有名なのが、マイクロソフトが提供する検索サイト『Bing』で使われている青色。従来使っていた青色から「#0033cc」という色にテキストリンクの色を変更したところ、年間売上高が8,000万ドルアップしたという逸話があります(現在は#0044cc)。一般的なサイトでは、これほど大きく効果が上がるケースはなかなかないかもしれませんが、たかがリンク色、されどリンク色なのです。

大手のサイトであっても、必ずしもテキストリンクは青色+下線というわけではありませんので、「青色で下線じゃなきゃダメ!」とは言いませんが、色使いや修飾には十分留意しましょう。少なくともサイト内で一貫した規則性を持たせないと、ユーザーが混乱する原因となりえます。
ほかにも、以下の箇所は気をつけて統一したいポイントです。ぜひチェックしてみてください。
- 見出し
- 各種ボタン
- 用語の統一(お問い合わせ/お問合せなど)