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Webデザイン技術キホンのキ

リンク色の変更で年間売上高8,000万ドル増も! Webデザインで変わるユーザビリティ向上4つのポイント


ユーザビリティ向上のためのポイント[2]パンくずリスト

 ユーザーが自分が今見ているページがどこなのかを把握しやすくするための手段として、「パンくずリスト」が有効です。パンくずリストとは、トップページからサブページへ、サブページからさらに深い階層のページなどに移動した場合に、現在見ているページがどこにあるのかを示すもの。また、このリストにリンクを設定することで、各ページへ速やかに移動することができるというメリットもあります。

 ちなみにパンくずリストは、グリム童話の『ヘンゼルとグレーテル』の物語中で、森の中を迷わないよう、目印にパンくずを落としながら歩くという名シーンから命名されたものです。なんだかシャレてますね。

ユーザビリティ向上のためのポイント[3]テキストの書きかた

 サイト内のテキスト、文字がびっしり詰まっていませんか? たとえどんなに言いたいことがあって、次から次へとあふれ出てくる熱い思いをユーザーに伝えたいとしても、ブラウザいっぱいにあふれるような文字の山を、誰も読みたいとは思いません。どれだけ言葉を重ねても、興味を持ってもらえなかったり、理解されなければ意味がないのです。

 文字の大きさ、行間はスタイルシートで指定することができます。それに加えて、適度な改行と適度な行間、可能であればテキストを象徴するような画像やイラストなどを間に挟むことによって、簡潔にわかりやすく説明しましょう。

テキストを流し込んだだけのものと読みやすさに配慮したもの

ユーザビリティ向上のためのポイント[4]情報の整理

 サイト上にはさまざまな情報が掲載されています。大きな企業になればなるほど、そのページ数は増えていくでしょう。数百ページにも及ぶボリュームのサイトもそうめずらしくはありません。そういった膨大な情報の中から、ユーザーが欲している情報を見つけやすくするために工夫できることは何でしょうか。

 たとえば、サイト内検索を導入したり、サイトマップをつくってサイトの構造を分かりやすく見せることがよく使われる手法です。あるいはメニューの分類を吟味して、的確に情報をカテゴライズすることも有効でしょう。その際には押し付けではなく、ユーザー目線でわかりやすい構成を心がけましょう。

次回は制作の流れについて

 そのほかにもいろいろ気をつけるべき点があるのですが、それらは11月29日に開催されるセミナーでお話したいと思います。次回は制作の流れについて書く予定です。

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この記事の著者

山本 浩司(ヤマモト コウジ)

未来画素代表。

関西を中心に、Web制作、Webディレクション、コンサルティング、執筆活動まで、幅広く活動中。専門学校や大学での講師経験も多数あり。趣味は写真撮影と親バカブログと子どもの幼稚園の父の会活動。

著書に『これからはじめるGIMPの本』(技術評論社)、『趣味や仕事で使える! かんたんホーム...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2012/11/13 10:37 https://markezine.jp/article/detail/16696

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