電通は「マーケティング・クラウド」プラットフォームをオープン化し、ITソリューション領域などのパートナー企業との連携を推進していくことを発表した。「マーケティング・クラウド」とはクラウドを活用した統合型マーケティング・ソリューション。
今回のオープン化により、クラウド、モバイル、ソーシャル、ビッグデータなどで強みを持つITソリューション企業とオープンにクラウド上で連携することで、マーケティング領域でグローバルに通用するシステムやツールを提供していく。
スマートフォンの普及やソーシャルメディアの浸透により、人の情報発信や情報接触、購買行動に変化が生じ、マーケティングビジネスの環境は一変した。こうした変化により、ビッグデータをリアルタイムで分析し、マーケティング活動をよりスピーディーにかつ最適に行っていく必要性出てきた。
そこで、今後は特定企業とのコンソーシアムに留まらず、「マーケティング・クラウド」のプラットフォームをオープン化することで、顧客企業のマーケティング課題に応じて、参画するITソリューション企業などのパートナー企業がオープンに連携する仕組みを構築する。
まずは既存のプラットフォームの機能拡充を進め、セールスフォース・ドットコムが新たに提供するソーシャルメディアを活用した「Salesforce Marketing Cloud」との連携を図る。
【関連記事】
・電通、「感性工学」で購買行動解明「ULHINT」開発~潜在意識から購入決定プロセスを解読
・「ソーシャルで彼氏・彼女とつながりたくない」8割【電通PR調査】
・電通グループ、流行の先読みサービス「電通トレンドソナー」
・ホットリンク、セールスフォースとシナジーマーケティングと資本業務提携
・博報堂、セールスフォースと連携しクラウド型顧客プラットフォームを提供