6社競演! YouTubeマストヘッドクリエイティブウィーク開催
――そもそも「マストヘッド」とは?
「YouTubeトップページのナビゲーションバーの下部分です。マストは「船の帆柱」の意味で、それくらい目立つようにと、サイズは970×250ピクセル。1日に掲載するクリエイティブは1広告主さまのみで、ダブルクリックのサーバから広告配信します。
通常のバナーを掲載することはもちろん可能ですが、動画やゲームもできますし、映画のチケットを購入できる仕組みが作られたこともありました。バナーから自社のランディングページに飛ばすという使いかただけでなく、マストヘッドだけでキャンペーンを完結させることもできる。ネットならではのさまざまな可能性を秘めているのがマストヘッドなんです」
――クリエイティブウィークの趣旨を教えてください。
「まずは、マストヘッドにおけるクリエイティブの幅の広さをご理解いただくため。通常のバナー広告としての活用以外にも、さまざまな機能を提供しています。動画やゲーム、画像の幅を自由に変更できるなど、まだまだ使える機能があることをご理解いただきたいと思います。
さらに、ネット広告の評価指標をもっと広げたいという考えもあります。ネット広告はデータが取得できるという特徴から、コストパフォーマンスが必要以上に問われてきたのではないでしょうか。CTRやCPCはもちろん重要な指標ではあるけれど、それだけが判断基準ではないし、もっとマーケティングを向上させる他の指標もあるはずです。
こうした理由から、今回Googleから6社の広告主さまに『おもしろいことをやりましょうよ』とお声がけし、開催が決まりました」
――広告主からもそうしたニーズは聞かれますか?
「とくにブランド企業と呼ばれる広告主さまからは、マストヘッド上で完結するのも、自社のランディングページに飛ばすのも、両方やりたいという声が聞こえてきます。
今回のクリエイティブウィークでは、滞在時間、接触時間、マウスオーバーの回数などネット上でデータを取得できるもののほか、『このブランドを好きになりましたか』『商品を覚えていますか』といったパネルへの調査もかけてレポートを作成します」