未コンバージョンユーザーのリマーケティングリストをつくる
では、具体的にGoogle アナリティクスリマーケティングで、未コンバージョンのリマーケテイングリストを作成していきます。
リマーケティングリストは、AdWordsへリストを保存後に複数のリストを組み合わせて、カスタムリストを作成することが可能です。未コンバージョンユーザーのリストを作成するには、訪問した全ユーザーのリストを作成し、コンバージョンユーザーを除いたカスタムリストを作成します。リスト作成は、Googleアナリティクスで行い、カスタムリスト作成は、AdWordsで行います。
未コンバージョンリスト作成手順
- 訪問全ユーザーのリマーケティングリストを作成(Googleアナリティクス)
- コンバージョンユーザーのリストを作成(Googleアナリティクス)
- カスタムリストを作成(1と2の組み合わせリストを作成)(AdWords)
では、順番に説明していきましょう。
手順1 訪問全ユーザーのリマーケティングリストを作成
Google アナリティクスでリマーケティングリストを作成します。まずは、全訪問ユーザ ーのリスト作成です。
手順2 コンバージョンユーザーのリストを作成
次に、コンバージョンしたユーザーのリストを作成します。このリストの作成には、事前 にGoogle アナリティクスでゴールの設定(目標設定、コンバージョン設定とも呼びます。)が必要になります。
手順3 カスタムリストを作成
最後にAdWordsの管理画面で追加されたリマーケティングリストを組み合わせていきます。まず、AdWordsにさきほどGoogle アナリティクスで作成したリストが追加されて いるか確認します。
次に、追加されているリストのカスタムの組み合せを作成します。
全ユーザーのリストからコンバージョンしたユーザーを除く組み合せリストを作成。

保存すれば、リマーケティングリストの完成です。これで、リマーケティングをこのユーザーリスト向けに出稿できます。(リストのサイズは、100以上でないとリマーケティングが開始されないので、ご注意ください。)
ウェブサイトにおけるコンバージョン率
ここまでは、サイトの目的別にリマーケティングリストの具体的な作成法をまとめました。ここからは作成にあたり、少し考えておくべき点をまとめます。
ウェブサイトにおけるコンバージョン率は、いろんな見方がありますが、当職の個人的な経験も踏まえ、今回はウェブサイトに目的を持って訪問してきたユーザーの訪問数の3%がコンバージョンユーザーと定義します。(ウェブサイトごとにコンバージョン率は違いますので、サイトに合ったコンバージョン率でお考えください。)
コンバージョン率については、業種別など、さまざまな調査がなされていますので、ご参考ください。
これらの調査の中でも、2~10%がおおよそのコンバージョン率というデータが出てきます。
3%がコンバージョンユーザーであるのならば、残り97%のユーザーがコンバージョンしていないユーザーです。この残り97%のユーザーがリマーケティングで獲得できる可能性があるユーザーです。この97%のユーザーは、少なくとも1度はなんらかのきっかけで興味を持ち、サイトへ訪問したユーザーです。もう一度、訪問を促す、きっかけを与えることで貴社の顧客になる可能性が非常に高いユーザーと考えることができます。
