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アトリビューションとは広告効果測定のこと。まずは広告効果測定の基本を2つの側面から押さえよう【アトリビューション編:第2回】

ターゲティング革命

 ユーザーの興味を惹かない広告は表示されない。この事実の前に、広告主や広告代理店は、より精度の高いターゲティングを考えなければいけなくなりました。

 検索エンジンで検索されているキーワードは多岐に渡ることから、リスティング広告では大量のキーワードが利用されています。広告主によっては、一度に1,000万個以上のキーワードに入札し、網を張っているところもあります。

 どのような人がどのような理由で検索していて、どのような情報ニーズがあるのか。それに対して、どのような情報を広告として表示してあげれば、ユーザーの興味を惹くことができ、入札競争を競合他社よりも優位に戦えるのか。一つひとつのキーワードは、日々、トライアル・アンド・エラー(試行錯誤)を積み重ねていくことになります。

 視点を変えると、キーワード単位でのターゲティングという課題に真剣に取り組むほど、その見返りが広告主に与えられる仕組みともいえます。リスティング広告は検索キーワードターゲティング広告と言い換えてもいいと思います。まさに、リスティング広告の登場はターゲティング革命となったのです。

 前回、1990年代前半に登場した「統合マーケティングコミュニケーション」について紹介しました。リスティング広告の登場は、局所的ではありますが、日々の業務レベルで「マーケティングをマネージメント」するという行為が定着してくる契機を広告業界に与えたのです。

 このリスティング広告の登場と、それに伴うオペレーションレベルで「マーケティングをマネージメント」する習慣が、徐々にインターネット広告業界にアトリビューションの必要性を生み出していくことになります。次回以降はその流れを説明していきます。

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この記事の著者

有園 雄一(アリゾノ ユウイチ)

Regional Vice President, Microsoft Advertising Japan

早稲田大学政治経済学部卒。1995年、学部生時代に執筆した「貨幣の複数性」(卒業論文)が「現代思想」(青土社 1995年9月 貨幣とナショナリズム<特集>)で出版される。2004年、日本初のマス連動施策を考案。オーバーチュア株式会...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/05/07 08:00 https://markezine.jp/article/detail/17427

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