Facebook広告事業ロードマップの3要素
続いて、セールスディレクターの香川晴代さんが登場し、今年のFacebook広告のロードマップについて語り出した。
1、多様なソリューション
2、効果測定
3、シンプルで使いやすいデザイン

「日本のFacebook利用者へブランドへの関心をきいたところ、約42%の方がブランドの新商品、もしくはサービスの情報を得るためにFacebookを使っていると回答。そして、日本のユーザーの46%はFacebook上のブランドに『いいね!』している。つまり、日本のユーザーの半分が、クーポンの利用や企業情報を得たり、コミュニティへの参加などをによって、ブランドや企業と深くつながっているということだ。
世界の様々な企業のビジネスを支援する広告商品を開発し、多くの企業のマーケティングニーズへ、また世界中のユーザーが探しているもの、求めているものを発見できるサービスを提供していきたい」(香川さん)
グローバルブランドからスモールビジネスまで活用できる広告ソリューション
ブランドや企業は、新商品の認知度を上げたい、アプリのダウンロードを促進させたい、実際の店舗に送客したいなど、それぞれの目的を持っている。
「世界で認知の高いグローバルなブランドから、地元の中小企業の方たちまで、幅広いマーケティングニーズ、ビジネスニーズに応えていきたい」と香川さんは語り、それを実現するための3つのポイントを提示した。
1、ニュースフィード
2、ターゲティング
3、スモールビジネス向け広告
その中の一つ、ニュースフィードにおいてはデスクトップとモバイル、双方のデザインを最適化していくとのことだ。ニュースフィードに注力する理由としては、「Facebookユーザーが一番時間を費やしているのが、このニュースフィードだから。つまりここでユーザーは最も活発にコミュニケーションを行っている。ユーザー同士のコミュニケーションの中に、ブランドのメッセージが違和感なく混在していることがニュースフィードのひとつの特徴と言える」と香川さんは語る。

Facebookのニュースフィードに流れる広告は、アメリカではすでに多くのマーケターが活用し、日本でも徐々に注目されつつあるネイティブ広告の一つだ。特にネイティブソーシャル広告の市場規模は、2012年の15億ドルから2016年には39億ドルに拡大すると予測されている(米国市場調査会社BIA/Kelsey調査)。ブランドとユーザーが自然につながり、エンゲージメントを図っていく手段として、ニュースフィードの重要性は今後ますます増していくだろう。