原宿のマンションの1室から始まったFacebook Japan
今年の2月で9年目を迎えたFacebook。今日、グローバル規模で月間利用者数10億人を抱えるサービスへFacebookは成長した。そのうち、6.8億人はモバイルでFacebookを使い、1,400億以上ものユーザー同士のつながりが生まれているという。
2010年に原宿の1LDKのマンションの一室から始まった日本支社の軌跡、そして現在のFacebookの状況について児玉氏は語りはじめた。
「当初のメンバーはアメリカから来た3人のエンジニアと私の4人。当時はFacebookの優位性、実名制のメリットなど、世の中に浸透していなかったため、そのメッセージを伝えていくことから始まった。なぜ日本でユーザー数が伸びないのか。なぜ日本だけ世界とつながらないのか。そこからのスタートだった」(児玉氏)
そして2012年末時点で、日本のFacebookの月間利用者数は1,900万人強まで成長し、プラットフォームと言える規模まで育ってきた。
児玉氏は「日本での月間利用者数の半数以上、51%ものユーザーが1日に1度はFacebookを使っている。そしてFacebookの利用者はインターネット利用時間の11%をFacebookに費やしている」という興味深い数値を公表した。
「Facebookは日本のユーザーにとっても、毎日の生活に欠かせないコミュニケーションツールになりつつあり、マーケティングプラットフォームとしての可能性の広がりを感じている。新たなFacebookの活用方法を模索していきたい」(児玉氏)