モバイル決済の米Squareが23日、日本でのサービスを開始した。Squareは本社をカリフォルニアに置き、Twitterを創業したジャック・ドーシー氏が2009年に設立。Squareリーダーと呼ばれる切手サイズのカード読み取り機と、スマートフォンもしくはタブレット端末でクレジット決済を可能にする。北米では、400万を超える中小企業や個人事業主が利用し、クレジットカード決済の取扱高は年換算すると150億米ドルにのぼる。
Squareは、日本でのサービス開始にあたって三井住友カードと提携。事業者は一回の取引につき手数料3.25%を負担するだけで、安全にクレジットカード決済を受け付けることが可能になる。利用可能なカードは、VisaまたはMasterCardのロゴがあるすべてのクレジットカードとデビットカード。決済金額は、事業者がキャッシュフローに困ることのないよう、指定の銀行であれば通常翌営業日、その他の銀行であっても一週間以内に、指定した銀行口座に自動的に振り込まれる。
クレジットカードや現金の受け付け、売上管理を行うアプリ「Squareレジ」とSquareリーダーの利用は無料。Squareレジは、App StoreとGoogle Playからダウンロードできる。SquareリーダーはSquareのサイトから無料で入手できる。
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